自転車メンテネタ。今回はヘッドパーツ部品の交換をしてみた。Canyon独特のダストカバーの厚みでベアリングの遊びを調整する(AI-70)から、一般的なトップキャップで行うタイプのもの(GP0193-01)に交換してみた。
交換したのは公式サイトで販売されているGP0193-01というパーツ
オイラのEnduraceのヘッドパーツには変わったダストカバーが使われていて、その厚みでベアリングの遊び調整する。型番はAI-70。
ここにトルクスのネジがあり、これでダストカバーの厚みを変えられる
一番薄い状態
一番厚い状態
ダストカバーの上部と下部の間に隙間ができて、最大で1mmぐらい厚みが変化する。この厚みで ベアリングの遊びを調整するのだ。
このAI-70で問題はないのだけど、ある時ネジ山がナメてしまい、それ以降、うまく圧をかけれない状態に。それでもステムを固定するときに気をつければガタつく事もなく。ただなんとなく不安というか、安心しきれないというか。これをなんとかしたいのが、今回のメンテの目的である。
AI-70を新品に交換するのでも良かったのだけど、壊れたダストカバーだけの単品販売はされておらず。なので一般的なトップキャップでステムなどを押し下げるものに交換することを考えた。まあトップキャップ自体はいろいろなものが出回っているが、ここでCanyonの宿命というか、めんどくさいところで、コラム径が一般的な1-1/8ではなく 1-1/4。このコラム径はCanyonとGIANTぐらいしか使っておらず、ステムを手に入れるときにも選択肢不足で泣いていたところ。
トップキャップについても同様で、1-1/4用は2択。Shimanoでリリースしているギャップエクスパンダーか、Canyon公式で販売しているGP0193-01。
ギャップエクスパンダーは安心のShimano製だが、重そうなのが気になる。
GP0193は、代替ダストカバーも付いてるし軽そうなのがいいけど、ドイツから購入しなくてはいけないので、時間も送料もかかるというのがネック。
悩んだ挙げ句、はやり軽さと純正品ということでCanyon製をチョイス。
ちなみにディレイラーハンガー等のスモールパーツは、日本のサービスセンターに在庫があることがあるが、GP0193について問い合わせたところ、在庫なしとの返答。残念。
ということでCanyon公式サイトからオーダー。オーダー完了メールにかかれていた期日は、発送まで1週間、それから送付に2週間ぐらいかかるかもという内容。3週間は厳しいなーと思ったものの、ポチった後なのでしょうがない。ところが実際には3日後に発送、それから4日後には商品到着というスピード感。いいね。
そして交換に着手
あれこれネジ外して、ハンドルを外し
ダストカバーを摘出
厚みはおおよそ16.5mmぐらい
交換品一式。
調整機構のないダストカバー、コラムエクスパンダー、そしてトップキャップ。
調整機構のないダストカバーの厚みは、おおよそ14mm。2.5mmほど薄くなるので、その分ハンドル位置が下がる。ステムの上下位置の調整が必要のようだ。
新しいダストカバー装着。なんかスッキリした見た目。
コラムエクスパンダーをいい感じの場所に設置し
規定トルクの4Nで締める。これを締めすぎるとコラムが割れるし、緩いとトップキャップで締めることができなくなる。きっちりと規定トルクで仕上げる。
トップキャップをつけて、これまた規定トルクで締め、遊びをなくしてからステムを固定。
完成!
ダストカバーが薄くなったので、コラムカットも必要かと思ったけど、トップキャップのスペーサーを押し下げる部分の厚みが増していたので、そこまでは必要なかった。このへんの作り込みはさすがの純正品といったところかな。
左: GP0193のトップキャップ 右:AI70のトップキャップ
これでひとまず安心!
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