2017年2月27日月曜日

Step2: 横留め機構のS.I.SとSWITCH

ステップインの話の続き
Step1: BurtonからStep Onの告知

最初は普通にラチェットビンを使ってたけど、ファースト争いに熱くなってきた頃にステップインに手を出した。

最初に買ったのがEmeryのS.I.Sシステム。購入したのは9798シーズンだと思う。このS.I.Sシステム、ゲレンデでも他に使っている人あまり見かけなかった^^ 当時も思っていたがこの年のブーツデザイン、いまいち。

それでもこれを選んだのはハイバックがビンディング側についてモデルがあったので。当時はハイバックがブーツ側に付いているタイプが多かった。剛性が上がるのでフリーランは調子良さそうだったけど、自分は足首を曲げたかったのでハイバック型で探し、結果S.I.Sシステムという選択。

メジャーになりきれなかったS.I.Sだけど、システムは悪くなかった。多くのステップインシステムは片方が引っ掛け、もう片方がロック機構という構造。例えばABだとつま先を引っ掛けて、踵でロックという仕組み。S.I.Sは横留めの2点方式で、その2つともがロック機構。なので引っ掛けるという行為が必要なくて、だいたいの位置合わせをして、上から押し込むだけ。ステップインでミスる事は少なくファースト争いには強かった。


パウダー争いは十分堪能出来たし、その前に使っていたMorrowよりハイバックが細かく調整できたのでそこそこ満足していた。でもスタンス幅の調整幅が少なく、ほぼインサートホール位置にしかセットできず。4x4が多かった時代なので、都合4cm刻みでの調整^^。そしてブーツのソール剛性が低く、踵浮きが強かった。ブーツの中で踵が浮くというより、ソールが曲がってブーツごと変形し踵が浮いてしまっていた。という事もあり、数シーズン使ったものの買い替えへ。

次に選んだのはSWITCHシステム。
実際に購入したのはブーツがnorthwaveでビンディングがDRAKE。

このシステムで複数のメーカーが製品を出していた。VANSが有名だったので知っている人は多いのでは。見た目がメカニカルでかっこ良かった。テレビか何かでSWITCHをバチンをはめて滑り出す映像を見て「これだ」と思い込み購入。S.I.Sと同じく横留めのハイバック方式。




しかしこのシステムが使いづらかった。S.I.Sと同じく横留め方式ではあるものの、片方が引っ掛け、もう片方がロック機構。なので、脱ぎ履きの度に足首を左右に倒さねばならず、これがナカナカ大変。結果一発でハマらずハズれずが頻発。重量も重く、レスポンスもいまいち。ゲレンデを滑るのも、ファースト争いをするにもイマイチ。期待して買っただけに、とても残念だった。

続く

実際は少なめだったキロロ

この週末は雪が降り続いたキロロ。この日の積雪アナウンスは42cm。40cmを越えたアナウンスは久しぶりだ。焦りながら息子さんをアニーに送り出しN1に並ぶ。


N2に到着したときにはファースト組の滑り出しが始まった後も、バーンを見渡すとそれほど人は多くない。まだまだ大丈夫そうとN2Bに飛び込むと「?」。確かに積もってはいるものの40cmには遥かに及ばない感触。10cmとか15cmぐらいの感覚かな。BC間の林に入るとパウダーたんまり。風のいたずらでバーン上からは雪が飛んでしまったのかな。ガッツリLong Dayかと思いきや、普通の板でも十分な一日でした。

2017年2月21日火曜日

Step1: BurtonからStep Onの告知

絶滅危惧種的な存在だったステップインビンディング、現存する唯一のビンディングといっていいYONEXのaccublade(以下AB)は、パウダー族やBC族の中に確固たる居場所を見つけて生きながらえている。

自分もビンディングはすべてABだ。思い起こせば97年からステップイン一筋。その大きな理由はファーストトラック争い。ラチェットビンだと後続のスキーヤーに抜かれてしまうけど、ステップインなら2ndキャビンでもファーストを狙える。

そんなステップイン市場にまさかのニュース、Burtonから新しいステップインシステムがでるとのこと。その名もStepOn。
かなり気になる。形状を見る限り、あれこれ気になる所も多い。

ステップインシステムが盛り上がっていたのは2000年ぐらいまでで、それ以降は衰退。いまやABくらいしか残ってないけど、本当にいろいろな種類のシステムがあった。

ちなみに我が家には古文書のような昔のギアカタログがいっぱい。
最古の資料は9798シーズン用のSnowStyleカタログ号。引っ越しの度に悩むが、捨てきれずにとってある。最近はWeb上の情報が潤沢なのでカタログ号を買うことは辞めてしまったがSnowStyleのカタログ号はいい情報だった。ちなみにこの頃はアルペンボードも花盛りで板やビンディングもいろいろなものがあった。

そんな古文書からステップイン情報を抜き出してみようかと。自分が使ったステップインシステムとか、カタログでしか見たことないようなシステムとか。長い記事になりそうだ。

続く


2017年2月19日日曜日

アジア冬季札幌大会: スノーボードアルペンGS

行ってきましたアジア冬季札幌大会、スノーボード大回転。

札幌ではローカル局がそこそこ取り上げているのでプチ盛り上がっている感のあるアジア大会。たぶん北海道以外では知られてすらいないでしょうね。でもまあお祭り気分で応援しに行ってきた。

手稲ハイランド女子大回転コースを使ったGS。なかなかの急斜面だけど、とても整備されているので自分でも切っていけそうな錯覚が。

ヨーロッパ勢と北米勢を抜いたスノー競技は微妙ではあるものの、選手のみなさんは国を背負って頑張っている。運営もしっかりしていて流石国際大会という感じだ。アルペンスノーボードというマイナーさから、どれだけ観客がいるかと思っていたけど観覧席は大体埋まっていたかな。まずまず。そしてアルペンスノーボーダーも良く見かけたような。

結果は実力通り、女子優勝は家根谷エリちゃん。男子は慎之助が3位。一本目に手痛いミスがありつつも、2本目まくっての3位。男女とも表彰台にのれて良かった。

女子GS優勝したエリちゃん。オイラの息子と記念写真。
実力的には抜きに出ているので間違いがなければという所かな。でも国際大会で優勝というのはうれしいねー。

男子GS3位だった慎之助。
一本目のミスは麓から見ていても明らかにわかるもの。DQせずによく戻ってきたレベル。よくがんばった慎之助。

今回の観戦のお陰で、スケートとかホッケーも見たいと思ってしまった。


2017年2月14日火曜日

昨今のキロロの混雑

最近、降雪があった日のキロロの混み方がすごい。

ここの所赤井川周辺にはまだ雪が落ちてはいるものの、倶知安あたりは少なそう。そんな状況なのでニセコステイヤーがキロロに大挙してくるようだ。もちろん海外の人の割合が多く、外人満員のワンボックスが隊列をなして走っているらしい。

マウンテンクラブの人に話しを聞いた所降雪があった日曜日と月曜日の登山届がそれぞれ600件と550件。その多くが海外からのお客さんで、ニセコからの遠征組だとか。

ゴンドラ下り場のExit1の様子
大混雑^^ 

Y1Expのリフト待ちよりも人が多いような。多分A2リフト回しでゲレンデ外を楽しんでいる人がほとんどだとは思うけど、それにしてもこの人数にはビックリ。なので赤井川の降雪量だけでなく、倶知安の移動組も予想して行動しないとパウダーチャンスロストしてしまうかも。

ちなみにキロロも雪少ないなーと感じたので調べてみた。
  去年の2/15で山頂290cm、山麓180cm(ソースはKiroroのfacebook)。
  今年の2/14で山頂315cm、山麓205cm(ソースはKiroroのHP)
実は去年より多いようだ。感覚とはあてになりませんな。

2017年2月10日金曜日

NEWS: レースイ売却 中国資本へ

夕張市が観光施設売却 開発会社、100億円投資
今シーズンで加森との契約が切れるとの事で、来シーズン以降の事が気になっていたけど、売却先は中国資本。ニセコやキロロのような高級化路線に進むようで。のんびりとした雰囲気も今シーズンが最後になってしまうのかな。個人的にはマックアースグループになり、ONZEと共通シーズン券とかになると嬉しいなと妄想してたけど残念。


2017年2月4日土曜日

カムイパウダー

パウダージャンキーの悪友来道。今回は旭川エリアという事で、久しぶりにカムイに行ってきた。パウダー狙いのカムイは本当に久しぶり。前回パウったのは多分10年以上前。


完全アウェイなので攻略法わからず。ゲレンデマップ睨んでシルキー、ロイヤル、トド松を回してから第5に行くルーティン。
ロイヤルのオープンバーンはなかなか楽しい。が中盤のバンプで久しぶりの1/4バックフリップ。煽られて背中落ちっていうカッコ悪いやつですな。

第5はパウダージャンキーで賑わう。バーンセンターは踏まれているものの、その横の狭い端パウエリアのほうがトラックが多いという面白い状態。
第5回しでアチコチガッツキ、なんだかんだで昼ごろまで。

最後にゴールドコースの様子を見に行ってみたら第5より全然パウダー残あり。
降った時は粘りすぎずにゴールド側に移動したほうがいい、という教訓もらいました。

この日は山頂で15cm、山麓で10cm程の降雪。前日も降ってたので数字以上のフワフワ感。久しぶりのカムイパウダー堪能できて良かった。外人勢も居たけどキロロ程ではなく、一番のマジョリティーはスキー学校の子供達でした。