遊び部屋のメモ帳: BRM623地球岬400km 向かい風に向かい、追い風に追われる

6/23、今シーズン２回目のブルベ、地球岬400kmだ。昨年走った島牧ブルベは大変だった印象があるので、今回は眠気対策もいろいろこらして挑戦。やはり眠気に負けそうになった時もあるけど、総じて楽しかった。向かい風は強かったけど、追い風区間も多かった。

完走タイム: 19時間7分

START	前田森林公園	0km	10:00	+0:00
PC1	セイコーマート赤井川店	58.3km	12:30	+2:30
通過チェック	昆布駅	113.8km	OK
PC2	セブンイレブンニセコ店	124.0km	15:57	+5:57
PC3	セブンイレブン伊達船岡店	187.0km	19:02	+9:02
通過チェック	地球岬	219.0km	OK
PC4	セブンイレブン千歳白樺店	315.7km	1:37	+15:37
PC5	ローソン南幌町中央店	358.0km	3:35	+17:35
FINISH	ローソン石狩新港西三丁目店	401.6km	5:07	+19:07

当初は苫小牧までに仮眠する計画だったものの、状況判断で予定変更、不眠で札幌へ戻ってきた形となった。この効果もあって、予想外に20時間を切れた。

まずは道具周りの特記事項
1. エアロバー万歳！

200kmの時でも調子良かったが、400kmだとさらに効果大！美唄の時よりポジションが出ているので、とても走りやすい。洞爺湖から札幌まで平坦区間で大活躍。

2. サドル
普段使っているHELLを長距離ブルベでもチェック。200kmまでの実績はあったもののそれ以上の距離や、エアロバー姿勢に不安があったので今回の400kmでテスト。

結果としては大きな問題もなかったものの、常にポジションを探して座っている感じでいまいち感が拭えない。サドルは1,000kmまでにじっくり考えてみる。

3. スピーカー
眠気対策、気持ち上げにとても有効。そこそこ大きいので邪魔ではあるものの、長距離ブルベにはあったほうがいいね。1,000km装備に仲間入り。

４. SOYJOY
ブルベ中はコンビニフード漬けになってしまうので、栄養分も炭水化物寄りになってしまう。タンパク質とったほうが元気になるかもと思ってSOYJOYを補給食として持参した。

まあSOYJOY効果かはわからないけど、今までより元気を保てたような。◎

さて細かい振り返り。

昨年の島牧ブルベ(400km)は眠くて眠くて大変だったので、今回の重点対策は眠気。Plan Aは太平洋に出た後に仮眠するものとした。候補地としては250kmあたりの花の湯温泉、290kmあたりの自遊空間、292kmあたりの苫小牧フェリーターミナルあたり。３時間ぐらいは休憩してもリミットには大丈夫な計画を立てた。

そしてこの次のブルベは1,000km。気になる装備をチェックできるのは今回がラスト。一番気になっていたのは総重量なので、今回は出番がなさそうな着替えなんかも搭載した1,000km相当。

重量は14.6kgぐらい(ボトル含まず)。ずっしりである^^

さてスタート地点の前田森林公園までは自走。そこまではとっても気持ちのよい追い風。ブルベ中もこんな風だといいなと思うものの、そんな訳無いよなーと自問自答。スタート前のブリーフィングでは、洞爺湖ではアニメフェスが開催されており、人手も多いかもしれないので注意との事。

スタート

0km, 10:00(実質9:50ぐらい)

申し込み人数は60人オーバー。実際にスタートしてのは50人ぐらいだった様子。400kmにしては賑わっている人数らしい。

PC1は赤井川のセイコーマート。５号線で小樽に向かい、余市をかすめて赤井川へ。スタートが10時ということもあり、小樽を過ぎるまでは、交通量も多い。小樽市内の信号峠はなかなか大変で、ストップ＆ゴーの連続。

ここまでも風は強いが、横風の時もそれなりにあったので、まだそんなに気にならない。

塩谷あたりで５号線から離れ内陸に入る。

右手には日本海が見える。今日は同じ日のうちに太平洋側まで行く算段になる^^ この後は概ね南下する方向になるのだが、これからは爆風向かい風。

冷水トンネルを抜けたあたり。

Photo by AJ北海道

風景も合わせていい写真を撮ってもらった。ただこの時頭の中にあったのは「あー疲れたー、喉が渇いたー、腹減ったー」という煩悩のみ。ちなみに1,000km装備の重さは、平地だと気にならないも、上りになった瞬間「うっ！」と感じる。向かい風も厳しい。

PC1 セイコーマート赤井川店に到着

58.3km 12:30

上りで体力を使ったものの、まだまだ元気である。ちょうど昼時と重なり、レジは大行列。菓子パンとCCレモンだけ補給してすぐに出発。

道の駅赤井川をかすめて、樺立峠の上りへ。苦手な淡々とした長ーい上り。「頑張ればいつかは終わる」と言い聞かせながら黙々と上る。そして頂上到着。やれやれ。

トンネルを抜けた後は倶知安まで長ーい下り。下りはとても楽しい。

そして羊蹄山がお出迎え。これから洞爺湖エリアに出るまでは、ずっと左手に羊蹄山を見ながらのライドが続く。

倶知安の町中を走り、ヒラフ方面に右折。右手にニセコスキー場の数々を見ながら、細かいアップダウンを進む。強い向かい風が引き続き吹いている。厳しい。。。

通過チェック、昆布駅

113.8km 15:20

昆布駅に至る少し前に、3kmちょっとの長ーい直線の下り道あり。超楽しかった。

地球岬の殺人 (ハルキ・ノベルス)

そしてすぐさまPC2、セブンイレブンニセコ店

124.0km 15:57

ここのセブンイレブン、とてもキレイ。イートンスペースが激広で、ちょっとした喫茶店ぐらい。そんな場所がありながらも、オイラは自転車脇で立ち食い^^

羊蹄山、真狩共同墓地入り口をかすめる

羊蹄山BCするならここからエントリー。スキー装備で羊蹄山BCをする日は来るのだろうか？羊蹄山外周を離れて、洞爺湖方面へ南下開始。

田舎道をしばらく走っていると遠くの丘の上に立派な建物が見える。ウィンザーホテルだ。結構遠くからでもはっきり見える。さすがバブルの象徴。

洞爺湖畔に抜け、温泉街まで来るとコスプレイヤー多数。以前に家族旅行で来た時も遭遇したアニフェスのイベント。洞爺湖ってアニメの聖地になってるのかな？痛車も多数目撃。

https://news.dwango.jp/cosplay/29435-1806

「ここはお風呂の遊園地♪なんてったって宇宙一♪」のサンパレス前、通過

もうこの謳い文句ではなくなってますな。豪華系ホテルになってる様子。

洞爺湖に来たので、記念写真。

洞爺湖を後にし、伊達方面に向かう。しばらく走っていると海が見えた！

ギリギリではあるけど「日本海->太平洋」を明るい内にメイク。

PC3 セブンイレブン伊達船岡店到着

187.0km 19:02

伊達まで来るといろいろな外食店があるも、ついついコンビニ食。「ちゃんと食べる」という気持ちのユトリがないのが自分の残念なところ。この辺は今後の伸びしろという事で。ちなみに気になったのが「はらぺこ漁業部」という通りすがりに見たお店。ネーミングが素晴らしいので一回行ってみたいい。

伊達を後にして地球岬を目指す。室蘭をまともに見たのは初めてかも。

ライトアップされた白鳥大橋はまさにベイブリッジ。

日もすっかり暮れている中、タイトルとなっている地球岬を目指す。すんなり行けるかと思いきや、岬への最後7kmぐらいがナカナカのアドベンチャー。結構なウネウネ＆アップダウン。街灯も少ない真っ暗な中、ちょいちょい出てくる激坂^^ 「本当にこの道であってるのか？」と不安になるも、たまに出てくる地球岬への看板を頼りに進む。

結構コワイです。雨も降ってくるし…

地球岬に到着！

219.0km 20:50

岬があってホッとした。無いかと思えてた。

さて岬をメイクした後は海岸線を苫小牧に向かう。海岸線沿いの道は広いし、さらに追い風。とても走りやすい状況。ここぞとばかりにエアロバー握って追い風爆走モード。

途中軽い雨にあたるもむしろ心地良い程度。服装はウィンドブレーカーを羽織っただけで、ちょっと肌寒かったものの、むしろその効果で眠くもならず、調子よく進む。

仮眠場所として考えていた自遊空間近くに到着したのが0:15頃。予想外にいいペースで進めている上に、なんとなく札幌方面に向けての追い風が吹いている。残り110kmぐらいを5時間半ぐらいで走れれば20時間切れるかもという考えがよぎる。なによりまだ眠くないので、仮眠しようとしても寝れないかもと、都合のいいように思考が回りだす。

ということで予定変更。休憩せずにゴールを目指すことに。

PC4 セブンイレブン千歳白樺店到着。

[やはり眠かったのか写真なし] 315.7km 1:37

順調に進みPC4に到着。流石に300kmも走るとサドルあたりが痛くなったので、ライダーにはワセリン投入。自転車にはチェーンオイル投入して、最後のひと踏ん張りに備える。

このまま行けるかと思いきや、PC4を出た辺りで、強烈な眠気が襲ってくる。慌ててカフェイン錠を飲むも、効いてくるまでに時間がかかるので、それまで保つか怪しい感じ。やばいやばいと思いながらフラフラと走っていると、後ろの方から近づくライトが。

PC4でお話したライダーさんが、結構なスピードで爆走していく。これ幸いと目標にさせてもらい、一生懸命追いかける。このおかげで目が冷めた。走行しているうちにカフェイン錠も効き始める。毎回ギリギリ眠くて落ちそうになるタイミングで誰かに救われている気がする。たとえ眠くなくても、眠くなる直感があったときは早めにカフェイン錠を飲んだほうがいいというのが、今回の反省点である。

そんなこんなのうちに夜が明け始める