Anchorでは付いてきた170mmを疑う事なく使い、それで全然OKだった。Canyonはフレームサイズで付属するコンポーネントサイズが決まっており、購入したXSサイズだと165mmがついてくる。Anchorで問題なかっただけに「170mmがいいのでは」と何時も考えてしまう。クランク長はペダリングや出力にも大きく影響するパーツなのでとても気になる。
「165mm使ってみてどうなの?」という所ではちょっとだけペダルが重たくなっているような気がするものの、大きなデメリットは見当たらない。ただなんとなく疲れる気がするし、なんとなくスピードも出ない気がする。そして何か気になる所が出てくると「クランク長のせいでは?」と勘ぐってしまう。
「気がする」の域をでないのだけど「165mmでいいのか?170mmに変更したほうがいいのでは?」という考えが消えない。600kmとか1,000kmのブルベには、この辺の気持ちをスッキリして挑みたい。
ということでAnchorに付いている170mmのクランクをCanyonにつけてみて、感触を確かめてみた。
テストはいつもの手稲往復。
まずは漕ぎ出した瞬間「あ、軽い」。そして回した瞬間「あ、大きい」。半径で5mm、外周では3cm以上違ってくるので、感覚で違いがわかる。
手稲までの平坦路を走った感じとしては、踏む力を強くする一回目、例えばギアを上げた直後とか、斜度が上がった直後とかが軽く踏める感じ。街中とか緩くアップダウンが変化するシチュエーションだと170mmがいいかなーと感じた。定常走行時はそんなに大きく違わない気がするも、165mmのほうが回しやすい。
そして手稲の登坂、なんかバタバタ。慣れきってないのもあるが、大きく回さなくてならない分、どうしても踏む時に力が入ってしまう。そして2時から5時位の踏んで力をかけられるポイントと、それ以外のポイントでは力のかかり具合の差が大きくなってしまい、結果効率悪いバタバタとしたペダリングになってしまった。登坂終盤にはだいぶ良くなってきたものの、結果として疲れたし遅くなった。
170mmをCanyonで使った感想は「170mmもいい事ばかりじゃないね。というか165mmって回しやすいね。悪くない」という考えに変わった。なにより予想外だったのは170mmのほうが膝痛の出始めが早かった事。軽く踏める分、膝痛が出にくいかと思ってたけど、大きく回す分、膝を曲げる量が大きいのが災いしているようだ。
こうなるとAnchorに165mmを付けて試してみたい。
試してみた。
まずは漕ぎ出した瞬間「あ、軽い」。これはクランク長の印象ではなく、車重の影響。最近はもっぱらブルベ装備のCanyonに乗ってる事が多く、スッカラカンのAnchorの軽いこと、軽いこと。この車重の違いにクランク長違いが埋没してしまった^^
これでは終われないので、感覚を集中する。やはり外周が小さくなるので、コンパクトに小さく回せる。そしてトルク変化が起こるシチュエーションだと、かけなくてはならない力は大きくなる。Canyonで感じた事の真逆だ。
そして手稲の登坂。理屈で考えればクランク長が短くなった分、より疲れそうな気がするも、車重が軽くなってる影響が大きくペダルの重さに大きな違いを感じない。ただし165mmのほうが回しやすいのは事実。スムーズに回せる。風向きとかの影響も大きいのでなんともいえないが、165mmクランクで今シーズンのAnchorでのベストタイムが出てしまった^^ トータルで考えると165mmのほうがいいかも。
このクランク長テストを行う前は「ん、やっぱり170mmが調子いいね、しょうがないなー、170mmポチッ。」というシナリオかなと思ってたけど、今今の気持ちは「165mmがいい」になっている。むしろAnchor用に165mmを探す勢いだ。
どちらの長さも慣れてしまえば問題ないとは思うものの、当面Canyonには165mmを継続する方向で。美唄200kmも問題なかったので、地球岬400kmでさらにチェックしてみる。結局装備品のブルベ性能はブルベでしか測れなかったりするので。
身長162の私も回しやすさ重視で165です。
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どうもです。長さ違いを試してからだいぶ時間が経ってますが、今では165mmで迷いなしです。
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