2016年5月6日金曜日

105 FC-5800の52-34T を作ってみる

ギア比を下げようと思ったらクランクの換装が定番。今使っているのが52-36Tなので、これを50-34Tにすればよい。5800からはPCDが共通化されたので、チェーンリングだけの交換でOKだ。

SHIMANO 105 FC-5800

普通に50-34T化で十分なのだが、チェーンリング交換で進めるなら52-34Tというギアセットを作ってみたいという気持ちが。というのも下りや追い風の時に52×12で走るチャンスがソコソコあり、可能ならばこのギア比を残しておきたい。またローギア化を進めるということは登る機会が増える->下る機会も増えると考えれるので、今までよりも出番が増えるかもしれないので。

問題は52-34Tとする事でディレイラのキャパシティを超えてしまう。フロントのFD-5700はキャパシティは16。52-34Tの時点でアウト。リアディレイラーRD-5700のキャパシティは33。スプロケは12-28Tなので歯数差16。フロントと合わせると34なのでキャパシティオーバーだ。

Google: ディレイラのキャパシティ

同じことをしている人がいるはずとググってみるも、実際に組み上げたという情報には行き当たらず。まあシフトへの影響もありそうなので、手を出しにくい一手ではある。いろいろ弊害がありそうなのでちょっと悩んだが、思いついてしまったのでとりあえずやってみる事にした。

しばらく52-34Tを使い、その後50-34Tにチェンジ。比べて調子がいいほうにする作戦で。

まずは部品購入。インナーの34T。

アウターの50T。

これらのチェーンリングはトルクス規格のT30というボルトで留まっている。トルクス工具は持っていなかったのでT30のみ購入。
今回はチェーンの長さ調整が必要になるかもしれないので、事前に状態を確認。
アウターローの状態。プーリー位置から考えると、ちょっとだけチェーン長いか。

そして交換作業。ひっくり返して

チェーンリングを固定しているボルトを緩める

後輪をブレーキかけた状態にすると力をかけやすかった。まずは4本とも緩めるだけ。上下元に戻してからボルトを外す。

反対側からの写真。この時にはチェーンを外してある。

外れた。

クランクを外さなくてもいいので作業は簡単。トルクスボルトもあっけなく緩んだ。

今回はインナーだけの交換。左が36T、右が34T。

下端合わせで重ねてみると、外形でこれだけの差。

34Tを付けて組み上げる。インナーギアは表裏と取り付け位置に注意。ギアリングの内側に突起があるが、それがクランクと同じ位置に来るようにセットする。
取説だと「マーキングのある面が裏側で、△印または凸部がクランクの位置にくるようにセットします」との事。メーカー取説PDF

アウターは表裏で間違う事はないけど、取り付け位置を180度間違うと表面が平らにならない。180度逆につけるとこんなこんな感じ。

正しくつけるとこうなる。

FC-5800 52-34Tの完成。

続いてチェーン調整。まずは長さを変えずに付けてみる。インナートップにしてみるとテンションがかからず、ベロンベロン。使えないレベル。

一コマ詰める。

一コマ詰めるだけで、インナートップは問題ない状態に。一コマって意外と効くようだ。

アウタートップの状態。ちょうど良さそう。

減速比の変化
36T×27T -> 1.33:シーズン開始時
36T×28T -> 1.29:前回
34T×28T -> 1.21:今回の変更後

前回対比0.08。スプロケの変更分と合わせ、シーズン開始から比べると0.12。約10%軽くなってる計算だ。シフトへの影響も含め、どれだけ変わるか楽しみだ。

早速試したい所だけど、天気や諸事情でなかなかタイミングが。。。
体重も気になるのでジョギングしようかな。

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