2025年1月22日水曜日

DECLIVITY セットバック3cm追加

 昨シーズン投入したDECLIVITY。嫌いではないが、使い勝手が思ってたほどではない。

ウェスト102mmでメタル入りという安定性と浮力が期待できるSpec。実際回転バーンパウダーを真っ直ぐ落ちていくようなシチュエーションとかではOK。逆に北壁や山頂BCでの急斜面では、メタルが逆効果。重たくて苦労する。

DECLIVITYはパウダー板としてはキックのデザインが微妙。ノーズ端から30cmぐらいの場所に接雪端があり、そこから6cmほど持ち上がる。これは整地性能を確保するため接雪長を長くしたかったと理解しているが、パウダーではふんわりと板を持ち上げるという感じではなく抵抗が生まれてしまうこともしばしば。

ちなみに12月後半に一度あったパウダーチャンスでは、気を抜いた瞬間にキックの抵抗でバランスを崩し転倒してしまった。そんな事もありパウダー性能をもっと良くしたい。

板の素性を変えることはできないが、唯一にして最大の効果があるセットバックを増やしてみた。いままでより+3cm。ちなみに今までもメーカー推奨位置から2.5cmセットバックしていたので、トータルで5.5cmのセットバックとなる。

期待する効果は、ノーズが長くなる事での浮力増加と、テールが短くなる事での取り回しの向上だ。ロスが想定される性能はカービング性能か?!


という準備をしていたところだけど、なかなか雪が降らず試す機会がやってこない。今シーズンの小雪具合はなかなか厳しい。そして1月中旬、久しぶりの降雪!降ったのが木曜日だったので、望みは低かったものの、もしかしてのチャンスを求めたパウダー民で土曜日のサミットは大行列!

8:50ぐらいの行列。パラダイスまでつながりそう。。。

リフト上から北壁をチェックしながら上っていくも、やはりパウダーは期待薄。わずかの望みをもって山頂BCエリアに入るも、残念。。。ただの不整地でした。

深雪性能はチェックできなかったものの、不整地滑って分かったこともいくつか。不整地での取り回しは残念ながら悪化^^ テールが短くなったことの効果は期待通りも、ノーズが重くなり、スイングウェイト増。さらにエッジからの入力も大きくなるので、ノーズの扱いが大変になった。このへんはメタル板であることが裏目に出ている。深雪だと印象も違うはずとは思っては(願っては)いるが、少なくとも不整地では扱いづらくなってしまった。


天気はとてもよい。むしろ絶好のカービング日和。。。

また想定外だったのが整地性能。悪化するかと思いきや、これが調子いい。長くなった分ノーズの存在感は増したものの、板のいい位置に楽に乗りやすくなった。スキーのセッティング、奥深い。

まだ深雪で試せていないので諦めてはいないが、やはり思うのはパウダーはメタルじゃない方が軽快でいいかもね、ってところ。深雪性能、量らねば。

雪降ってほしい。

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