2021年10月11日月曜日

BRM1010 日高門別200 : 苦あれば楽あり

10/10、日高門別200、8時間と33分で完走なり。開催数日前までは傘マークの予報もでていたけど、結局は曇り予報で、しかも最高気温が20℃くらいという、この時期としては暖かい天候に。そして200kmブルベは今シーズン初。


兎にも角にも「風」が今回のテーマだったけど、石狩平野らしい向かい風と追い風が堪能できたブルベでした。

さて特記事項。

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1. 向かい風と追い風

折り返し地点までは強い向かい風の予報。しかも昼に近づくに従いどんどん強くなり、場所によっては8m/sまで達する予報。実際そうでした。PC1超えて、折返しのPC2に至るまでがなかなか厳しかった。

あつま町、爆風

そしてPC2で折り返した後は、爆風追い風天国。35km/hで楽々巡航できるぐらい。いやすばらし。


2. 気温とウェア

スタート直後が一番寒かったものの、それでも12℃ぐらい。そこから気温がぐんぐん上昇し、PC1以降は概ね18℃から20℃ぐらいと高め。霧立に引き続き、秋ブルベにしては気温に恵まれた週末。


天気予報も朝は寒く、それ以降は過ごしやすいという、まさに結果通りの予報だったものの、ウェア選びはちょっと迷った。朝の寒い時間とそれ以降、2つの天気をどう過ごすか。悩んだ挙げ句、上は夏用のファーストレイヤーに半袖ジャージ、それに長袖ジャージ。必要に応じて長袖脱いだり、ウィンドブレーカー着たり。下はやや厚めのスパッツにビブパン、それにPC1まではレッグウォーマー。折り返し後はちょっと暑く感じたものの、上はずっと長袖着たままでOKだった。


3. 路面コンディション

縦亀裂、横亀裂、穴、凸凹多数あり。往路も復路も荒れている路面が多かったような。28cで良かった。ちなみに水たまりなどができるようなコンディションだと、このような道路の痛みがわからなくなるので要注意。今回はドライコンディションだったけど、雨なら一気にトラブル率が上がりそうだ。


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さて詳細。

スタート地点は石狩市の清田区のもみじ台緑地。自走でスタート地点に向かったが、ミスコースしてスタート地点を通り過ぎてしまった。慌てて引き返すも、すでに続々とスタートしている。焦った^^ キューシート0行目でミスコースってやつですな。

早い人だと6:35には出発してたみたい。スタート地点の人がどんどん減っていくので焦る焦る。それでも出発したのは6:49ぐらい。なんと順調なスタート運営。

少し走ると911サイクリングの時に来た札幌最東端をかすめ左折。そしてすぐに大きな「R」の看板の建物。「こんな所に楽天の建物あったっけ?」とか思ったけど、立命館の学校だった^^


今回のコースは、ざっくりいうと千歳の東側エリアを通って、安平、むかわを経由するルート。このエリア、ほんと牧場が多い。競走馬牧場にのんびりしているお馬さんたちもたくさん。


そうこうしているうちにPC1到着。

PC1 ローソン安平町遠浅店 53.3km。9:03

向かい風もそこそこふいてるが、まだまだ前菜レベル。思ったより速く走れ、到着時刻も計画より前倒しできている。レシートもらってすぐに出発。

向かい風はここからが本番。風の強さも増した気がする。路肩の旗も勢い良くバタバタと。


ところどころにある 吹きっさらしのような場所では爆風向かい風。俄然行く手を阻む。ついには風に負け、フロントをインナーに落とす始末。なかなかの向かい風に3年前の石狩平野400の記憶が蘇る。石狩平野400は平野縦断200kmの間、ほぼ強風向かい風、たまに爆風向かい風という修行ブルベ。

まあそれを思い出せば、せいぜいあと数十キロで終わるのは可愛いものだ。と考えながらも、ペースはどんどん落ちていく。そんな所にWTb氏とalphasud氏が追い上げてきた。ありがたくPC2までパックさせてもらいました。こんなコンディションのときはパックで走ると気持ちも走りも支えられますな。助かりました。

途中門別競馬場前を通過。このころパラパラと空からなにか降ってきたような気がするけど、気のせいかな。雨は降らないはずなので。きっと気のせいでしょう。


そして空いてれば立ち寄ろうかと思っていた「いずみ食堂」。店の前には多くの車とバイクがとまっており、一瞬で混んでいることが分かる状態。まあ次の機会に。


そんなこんなでPC2到着。ここで向かい風が終わると思うと、このブルベは終わったも同然だ。ここでは多くのライダーがランチタイムとしていた。

PC2 セブンイレブン日高門別インター店 96.9km。11:15頃

ここまで強い向かい風の中を4時間半ぐらいで走ってきた計算だ。復路が追い風である事を考えると、もしかすると8時間切りできるかもと考えがよぎる。補食を終えて時計を見たら11:33。残り105kmを3時間半。さらにルート終盤には信号峠が発生しそうな北広島あたりを通過するので、ちょっと無理ですな。8時間切り狙うなら、そもそもスタート地点から頑張らなければならないのだけど、今回はそこまで考えが及ばず。まあそれでも8時間台で走りきれそうなので、追い風を楽しみに後半スタート。

追い風である。
爆風の追い風である。

場所により風の強弱もあるし、プチ登りもあってペースダウンもあったけど、ひたすら爆風の追い風である。35km/h巡航が苦もなく可能で、ほんと快適。復路はほとんど写真がないのだけど、これは走るのに忙しく、写真を取る暇が無かったのである。追い風なのでしょうがない。

思い出したようにとった一枚。鵡川の河川敷にあった「すすき」原。

基本的に風に押されながら、気持ちよく走ってたこの区間。ゆっくり走っていた感じではないのだけど、PC3直前に快速の二人組に抜かれた。いったいどのくらいのスピードで走っているのだろうと、試しについてみたらなるほど速い。追い風であっても、速い人はこのぐらいで走り続けるのかー、と勉強させてもらいました。たぶん今の自分には厳しいペース。離脱して再びソロに。そしてPC3到着。

PC3 セイコーマート追分本町店 160.2km。13:56頃。

ここが最後のPCなのでエナジードリンク投入。いつもならレッドブルであるが、よくわからんけどZONEとやらを飲んでみた。んー、微妙。たぶん成分はレッドブルと似たようなものだと思うけど、やはりこれでは翼が生えない。レシートもらって即出発。先程の快速二人組はしっかりと休む様子であった。

ここから先もひたすら追い風走。写真をとろうも、どこもかしこもこんな感じの石狩平野の田舎道なので、代わり映えせず。

The 石狩平野の田舎道。基本、ずっとこんな感じ。

ちょっと暇な感じだったので、先程の快速二人組のペースを真似てみる。なんというか明らかに走力が必要な速度。この速度で走り続けるには、トレーニングして筋力アップしないとだめだなというのがわかった。来シーズン以降の課題という事で^^ 

途中目に入った建築中のファイターズ球場。だいぶ形になってきたいる。

北広島の市街地に入ってからは予想通りの信号峠。交通量も多いし、アップダウンもあるので、思うようには走れないけど、ゴールが近いと思うと、足が軽くなる。そしてフィニッシュポイントに到着。

フィニッシュポイント セブンイレブン札幌青葉町8丁目店 202km。15:33。

タイムは8時間と33分ですな。無事にゴールできてよかった。もともとはシーズン初めに開催予定のブルベで、走りやすさ重視の構成のようだ。田舎道なので道が荒れているのはしょうがないので、それには気をつけなければいけないけど、シーズン始めにあると、走りやすくてありがたいブルベですな。ただし春には春の風が吹くので、やはり向かい風&追い風のコンビネーションにはなるとは思うけど。

今回もブルベを開催してくれました主催の皆様、スタッフの皆様、一緒に走ってくれた皆様、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

おまけ。帰り道、豊平川の風景。


これから札幌は冬に向かっていくのだ。

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