2017年3月1日水曜日

Step3: 2000年頃のステップイン諸々

ステップイン話しの続き
Step1: BurtonからStep Onの告知
Step2: 横留め機構のS.I.SとSWITCH

2000年頃までのカタログ誌は、いろんな種類のステップインシステムがあって賑やかだ。そんないろいろなシステムを列挙してみる。

Burton SIシステム
Burtonだけに使っている人も多かった。うまくハマらないとか、重いとか、いろいろな話もあったけど、それはBurtonだけにユーザーからの声も色々だったのでは。横留めでハイバックタイプ、そしてS.I.Sと同じく両脇共ロック機構。S.I.Sの後は、このSIにすれば良かった気がする。なぜSWITCHを選んだのだろう。

Salomonの一点留め
ブーツとビンの接合金具が片側にしかない一点横留めタイプ。本当に一点でホールドしてくれるのか疑問でしかなかったけど、買う方向で気持ちは固まっていた。ところが出回る前にリコール。早期に購入してリコール無視した人だけが手にしているはず。是非使ってみたかった。

DEVICE

縦留めでハイバックタイプ。RIDEもこのシステムを出してきたのでモノとしては良かったのかも。これも購入候補だったけど、売ってるのを見かけなかった^^ かかと側の金具がアキレス腱付近にあるのが特徴で、StepOnと同じような位置。

DNR Interface
これはハイバックがブーツ側にあるものの、左右方向と前方向への稼働にはヒンジがあり自由度がありそうだった。MARKERやSANTA CLUZもこのシステムで製品を出していた。どこかのショップで一回だけ見たことがあったけど、S.I.Sを買った後だったような。一度乗ってみたかった。

Cliker
ステップインの代名詞、K2、Shimano連合のCliker。初期はブーツ側にハイバックが搭載されていたものだけだったような。悪友も使っておりかなり調子良さそうだったけど、ハイバックがブーツ側という所で見送った。後にはハイバック型も出てきたので、タイミングが違ったらこれだったかも。

DRAKE
ハイバック内装の横留め。DRAKEも初期はこの機構だった様子。

AIRWALK
ブーツが大人気だったAIRWALK、ステップインにも手を出していた。残念ながら見たことなし。

Morrow
Morrowもステップインを出していた。変則3点留め。横方向2点留めよりは縦剛性ありそう。ゲレンデで一度、二度見かけたような。

KISSMARK
アルペン(量販店のアルペン^^)がバックボーンなので、シーラカンスのように長い間生き延びてたような。今でも売っているのかな。留め方はMorrowと酷似。

BLAX
アルペン用ステップインとして唯一生き延びているINTEC、それのフリースタイル版といった所。長所も弱点もS.I.Sと同じような気がする。

SNOW PRO FASTシステム
このシステムもアルペン用にあった。FASTはアルペンからも絶滅したようだ。

AIRBORN
SWITCHを縦型にしたようなシステム。横型のシステムもあった。残念ながら縦、横とも見たことなし。

ARCANE
構造はシンプルで剛性も高そう。ただパウ沈したら、外すのは一苦労だろう。一度だけゲレンデで見たことあり。

Flow
そしてFlow。ステップイン黎明期から存在。この頃から残っているシステムはFlowぐらいかな。ホールド製も高いとの評判も残念ながら使ったことなし。

M-Proto Design
後にK2がCinchという名前で同じようなシステム出したときにはM-Protoのパクリにしか見えなかった。なかなか良さそうに見えたけど売ってる所を見つけられなかった。

FLY TRAP
ゲレンデで使っている人を一度だけ見たことが。なんか大変そうだった…。

いやカタログを見ているだけで飽きない。どのメーカーも覇権を握ろうとして、頑張っていたように感じる。

続く

3 件のコメント:

  1. ブーツ内蔵のハイバック、折れたぜ(笑)

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  2. ARCANE 20数年前使ってました! あまり詰まる事なく快適だったけど、20年経過して久々に使ったら初日に靴側が割れて使用不可、急遽レンタルした思い出。

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