キロロ オフピステエリア まとめ

2022/1/18 追記
この記事は2018年2月に作成したものです。21-22シーズンは、オープンされるオフピステエリアが5箇所に限定されました。現在利用できるオフピステゾーンは公式HPにて確認してください。

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2018年2月、名もない林間ゾーンに名前が付けられたり、新規にエリアが追加されたりしてキロロに14コースが追加された。せっかく正式エリアが増えたので、各エリアの雑感と滑走感と探検感をまとめてみた。あくまでも自分目線なので参考までという事で。

オフピステエリアは正式コースではあるものの、通常の管理コースとは違い、救助が必要な場合、その救助費用が実費負担が発生する。すべてが林の中といっていいシチュエーションなので立木への衝突リスクが高い。危険なエリアであり、自己責任の範疇が大きいところである事をまずは認識する必要がある。

さてキロロエリアの全貌はこんな感じ。赤線の内側がキロロの管轄。エリア内の白い部分が整備、管理されているコース。薄い赤斜線は非圧雪コース、濃い赤部分は立ち入り禁止区域。そして青い斜線部分が今回滑走エリアとなったオフピステエリア。

オフピステエリア、広い!

各エリア入り口にはこんな感じの看板が立てられているのでわかりやすい。

この記事作成は2018年の3月。ゲート位置もオレンジの四角で記載したので、オフピステエリア探検にお役に立てれば。ゲート位置や数等はドンドン改良されていくかと思われるので、その点はご注意を。




【朝里エリア】

余市岳や右股の沢方面に出るEXIT1もあるキロロのメインパウダーエリアの一つ。朝里エリアのオフピステエリアはA2リフトで効率的に回せるのでとても楽しい。

① パウダーリッジ
滑走感:★★★★☆(4点)
探検感:★★★★☆(4点)
ゴンドラ下に入らないようにトラバースして、良い雪を見つけたら滑り降りるというのがパターン。最終的にはパノラマラインに出るので迷う事もない。A2Cに近いほど滑走距離はあるけど、離れるほどパウダーが残っている可能性が。エリアは広いのでパウダー探しの探検感も楽しい。斜度がある部分の距離は短いも、最大斜度はA2Cと同じくらいあるのでなかなか。ただし林の中なので衝突に要注意。またエリア中央には大きな落ち込みというか崖みたいのがあるので要注意。半分より下はほとんど斜度がないので、実滑走エリアは半分より上。1718シーズンは11:00まではマウンテンクラブのメンバー占有コース。

② ディープパイン
滑走感:★★☆☆☆(2点)
探検感:★★☆☆☆(2点)
出だしから斜度があるのでなかなか楽しいが、実滑走距離は短め。早めに左方面にトラバースしパノラマラインに抜けるべし。斜度がなくなる所までいってしまうと赤く塗られた滑走禁止エリアに入ってしまうので要注意。滑走禁止エリアは超ドフラットでラッセル必死。加えて中央部分には池とそれにつながる水路があるので危険。

③ オレンジライト
滑走感:★★★★☆(4点)
探検感:★★☆☆☆(2点)
斜度も距離もあるのでなかなか楽しい所。ゲート入って真下、もしくは右側方面、リフトよりの木密度低めツリーランを滑るか、やや左方向、A2B方面に進みプチオープンバーンをガッツリ行くか。いずれにしても斜度もあり、ルーティングも簡単な部類。エリア下部には急斜のプチオープンバーンがあり楽しいが、リフトから丸見えなのでかっこ悪く転ばないように注意。

④ ピーチズ
滑走感:★★★☆☆(3点)
探検感:★★★☆☆(3点)
ゲートから入りA2Aを左に見ながら、あまり離れすぎないようにパウダーを滑り、斜度が緩んできたらA2Aに戻るルート、もしくはエリア中央方面に滑っていき、中央の急斜面を滑った後にリフト方面に抜けるルート。大きく分けるとこの2択。いずれにしても半分より下はド緩斜からフラットなので、そこに入るとラッセル必至。いいラインで滑れるとパウダー三昧、欲張りすぎるとスタックの罰ゲーム付き。いい探検ができる。





【余市エリア】

余市エリアのオフピステコースは、全てがY1リフトからアクセスできる。⑦のスノーソーは2018年に新規にキロロエリアとして拡張されたエリア。

⑤ リーピングラビット
滑走感:★☆☆☆☆(1点)
探検感:★☆☆☆☆(1点)
広大な超ドフラットエリアといって差し支えないだろう。あまりにもフラットなので全貌は不明^^ ゲートから入りY1B方向にいくか、Y2A方向にいくか、いずれにしてもストックワーク必須。ボードならスタック&ラッセル前提の心構えが必要か^^ もしかするとA1リフト下り場あたりからもエントリーできるのかな?もし知ってる人がいたら教えて欲しい。いずれにしても降った日なら他のエリアで楽しんだほうがいいでしょう。

⑥ モンキーパーク
滑走感:★★☆☆☆(2点)
探検感:★★☆☆☆(2点)
Y2AとY2Bの間の林。ちょっとだけ斜度がある所があり、そこは木密度も低いので一瞬楽しい。ただしそこに到るまでと、そこを滑った後にド緩斜あり。ボードならそのド緩斜エリアでのスタックに要注意。Y2Bのパウダーがなくなってから、デザートがてら行く感じで十分かな^^

⑦ スノーソー
滑走感:★★★★☆(4点)
探検感:★★★★★(5点)
新規にキロロエリアとなった場所。基本余市エリアなのでガッツリとまではいかないが、如何せん広大!滑走ラインはいくらでもある。何本も滑ってはいるものの、いまだ全貌をつかめず。地形変化も豊かなので、斜度のある落ち込みも多数あり。同時に気を抜くとフラットや登りに出くわすのでボードだとスタック&ラッセル&ハイクの気持ちの準備があったほうが。キロロ境界線となる赤いラインは夏道で、冬場でもピステンされている。どのように滑っても最終的には夏道にでるので、路頭に迷う事なく帰還できるのが大きい。このエリアの探検はとても楽しい。

⑧ ナチュラルポンド
滑走感:★★★☆☆(3点)
探検感:★★★☆☆(3点)
Y1AとY1Bの間の林。上部のオープンバーンをガッツリ滑り、その後の林を抜け、続く落ち込みでヒャッホーしてY1Aに戻るというのが基本。それ以降も頑張って滑る事もできるけど、基本Y1なのであまり斜度がない。がんばりすぎず、上1/3が実滑走エリアと考えていいでしょう。





【センターエリア】

センターエリアというものの、センターリフトで回せるのはキッズグラウンドしかない^^ センター中央の林はゴンドラ線下という事で立ち入り禁止なので注意。

⑨ ベアーズレスト
滑走感:★★★☆☆(3点)
探検感:★★★☆☆(3点)
朝里ダイナミックからパウダーライド方面に左折し、ゴンドラを過ぎ、エキスパートAに入る直前のエリア。ゴンドラに乗らないとアクセスできない立地の悪さに加え、人々の意識はパウダーライド、エキスパートに向かっているので、ここを滑る人はあまりいない。自分も今まで滑った事がなく、初めて行った時はパウダーライドがギタギタな時間でも、トラックが一本も無くて驚いた^^ そして予想外に滑走距離もある。エキスパートBと同じくらいの距離があるかな。「もうパウダーライドはギタギタだろな」という時には選択肢としてあり。穴場である。

⑩ ベアートラップ
滑走感:★★★☆☆(3点)
探検感:★★★☆☆(3点)
エキスパートBとセンターリンクの間の林。センターリンク側から入りたくなるもそこにはロープがあるので、ゲートから入りパウダーライド方面にトラバースし、パウダーライド手前の沢周辺を滑るのが良いかと。ベアーズレストと同様にパウダーライドに向かう人達にスルーされがちなエリアなので、意外と残っているかも。ベアーズレストよりは目立つ位置にあるので穴場感は一歩譲るかな。沢底で止まらないように注意。

⑪ フラッシュマン
滑走感:★★★★★(5点)
探検感:★★★★★(5点)
余市とセンターの間にある林。Y1リフトで回せる簡便さに加え、滑走距離や斜度もソコソコ。いろいろな滑り方をお手軽に堪能できる。ボトムには川が流れており、余市側からボトム付近までの斜面をどの当たりで滑り降りるか、というのがポイント。ゲート入り口からいきなりボトムまで落ちる事もできるし、標高を落とさずに高い位置でトラバース、いいパウダーを見つけたら滑り降りるというパウダー探しもできる。最後まで落とさず、Y1リフト付近までがんばり密度の低いツリーランを堪能する事も。いずれのルートをとっても最終的には川沿いのお帰りルートを通る。ルート終わりには道が狭くなり川落ちしそうになりそうな所あり。加えてそこはフラットからやや登りになるので注意が必要だ。

⑫ キッズグラウンド
滑走感:★★☆☆☆(2点)
探検感:★★★★☆(4点)
センターBとセンターCの間の林。ここも滑ったことが無かった。バーンから見るととても滑りたいとは思えないような木密度であるが、中に入ってみると意外と開けたポイントもある。如何せん斜度が少ないので滑走感は少ないけど、プチ沢っぽい地形が多数あり、ドキドキしながら探検を楽しむという所であろうか。





【長峰エリア】

余市と同じように新たなエリアが追加された長峰。今まではExitゲートからゲレンデ外に出る形だったN2C外がオフピステコースとなった。

⑬ B+Cディスタンス
滑走感:★★★☆☆(3点)
探検感:★★★☆☆(3点)
N2BとN2Cの間の林。N2Bのパウダーが無くなったら次に耕される場所。地形変化も激しくなく、ツリーランとプチオープンバーンを織り交ぜながら上端から下端まで滑りきれるコース。滑走感も探検感もそこそこ味わいながら滑れるハズ。

⑭ バーコード
滑走感:★★★☆☆(3点)
探検感:★★★★☆(4点)
新規追加されたエリア。面積としては大きいが、境界線は稜線の上であり、ハイクしないとそこからの滑り降りはできない。なのでハイクなしで滑ろうとすると実滑走エリアはゲートを上端としてN2Cよりの2/3ぐらい。それでも滑走感のあるオープンエリアと地形変化のあるツリーランがあるので滑っていて楽しい。境界線の外側には滑りたくなる斜面が広がっているが、そちらは本格的なBC装備が必要な領域。無装備、無届では決して行ってはいけない。







以上、オフピステエリアの14コース紹介でした。





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