2022年4月7日木曜日

石井スポーツ試乗会@KIRORO 太板編

整地板編からの続き、太板編。本来であればパウダーシチュエーションで試すべき板ではあるが、それは今回は望めず。

ガッツリパウダーな板とガッツリ整地な装備は整っているので、その間を埋めるような板が欲しい。端パウからパウダー探しをしているシチュエーション、パウダーでも大丈夫な浮力と、そこそこ整地も楽しい板、という観点でセンター100mm前後の板を選んでみた。

試乗したのは以下の7本。

- VOLKL KENDO 88 177
- VOLKL MANTRA 177
- VOLKL BLAZE 94 172
- K2 MINDBENBER 99Ti 178
- LINE SIR FRANCIS BACON 176
- SALOMON QST BLANK 186
- SALOMON QST 98 176

では詳細
VOLKL KENDO 88 177 (129-88-113 R不明)


整地は普通に滑れる。もちろん整地板の性能には及ばないけど、板なりにロングターンは楽しいし、幅を意識することもない。パリッとした板で、板を立ててもそこそこグリップ。これでパウダーが楽しめる性能があれば、整地メイン、たまに出現した端パウ処理的な使い方ができるかも。88mmのパウダー性能はやはり一度試してみないと不安。


- VOLKL MANTRA 177 (135-96-119 R=30/18/24)


足下はキャンバーだと思うが、あまり接地感は無くフルロッカーに近い自由度がある。もちろんフルロッカーよりはグリップする。板は軽く、滑っていても軽快感があるが、荒れたバーンは得意では無さそう。ゲレンデを楽しむにはもう一声、グリップ感があってもいいかな。


- VOLKL BLAZE 94 (134-94-116 R=37/15/27)


長さも影響していると思うが、MANTRAよりゲレンデが楽しい。ただかなり板が暴れるね。いい雪なら問題ないのかもしれないけど、整地でもパウダーでも荒れていると苦労しそう。MANTRAのほうがパウダー向き、BLAZEの方がゲレンデ向きといいったところか。もう1サイズ長いのを試してみたい。


- K2 MINDBENDER 99Ti 178 (134-99-120 R19.6)


これはガッツリパウダー板ですな。整地能力は微妙。KENDOに比べるとセットバック大きく、サイドも真っ直ぐ。チタンの突破力に物を言わせ、ブリブリと荒れパウを進むのが良さそう。その設計思想からか、整地ではただただ落ちていく感じ。


- LINE SIR FRANCIS BACON 176 (143-107-139 R16)


これはいい!パウダーロッカーでセンター107mmという設計が整地でどうかと思ったけど、サイド16mのターン孤がきっちり撓むフレックスと合わさり普通にキレる。スピードを出すとそれなりに苦しくなるが、クルージング+αぐらいの速度で整地を滑る分には全くもって楽しい。太さもあるのでパウダーも間違いないはず。気になるのはかなりセンター寄りなビン位置。パウダー性能出そうと思ったら、けっこうセットバックしなくてはならないのでは?でも気に入りましたよ。いいね。


- SALOMON QST BLANK 186 (138-112-127 R17)


MINDBENDER同様、BLANKも完全なるパウダー板ですな。重い重量としっかりしたフレックスから、ドカッと下に落ちて行く性格。荒れたシャバ雪凹凸ももろともしない突破力。たぶんパウダーでも同じような性格だと思われ。


- SALOMON QST 98 176 (132-98-120 R16)


BLANKと同じ様な感じで、どっしりと下に落ちていく板。サイドカーブが16mとBACONと同じSpecながら、ターンフィーリングは全然異なる。この細さならもう少し軽快感がほしいと思ってしまう。QSTは全般的に速く突破力がある傾向なのかな。手持ちのQST 118も同じ様な感じだ。シリーズに統一した性格があって、いいですな。

太板はこんな感じでした。BACONがとても好印象。


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