2017年8月30日水曜日

BRM826島牧400km : 上って下って眠たくて

今回はSRへの最後の関門、400km。400kmブルベはいくつも開催されているが、日程的に参加可能だったものはこの島牧。選択の余地はないのだが、獲得標高が5,000m程もある所謂山岳ブルベ。数字通り厳しいブルベだったものの、21時間29分で完走!

さて今回のコースプロフィール。前半に幾つもの大山があり。前半のほうが大変そうだが、体力を使った後にくるナイトランがどうなるか。

とはいえ頑張るしか無い。

前田200のときと同様にスプロケを28Tに変更し、そして荷物をなるべく少なくなるように厳選して挑んだ。

自宅出発は4時半前。午前中は雨マークもある予報。空の様子もいまいち。

すき家に寄り道してスタート地点の前田森林公園についたのはちょうど5時頃。あれこれ準備していると、いい感じにブリーフィングの時間に。
参加者は少なめ。リスト上では30人程。DNFも考えると2?人ぐらいかな。

車検を終えて出発。
 0km 6:00

まずは5号線からメイプル街道、KIRORO前を通過し、倶知安のPC1を目指す。

毛無峠が一つ目のピークだったものの、KIROROまでの道のりは冬に何度も通っているルート。夏場とはいえ特に目新しさもなく、いつもな感じで、いつの間にか通過^^ 途中スコール的な雨に当たるも、ちょうどいい感じの涼み。

サクサク進んで、KIRORO前通過
 42.0km 7:56
そして赤井川の道の駅を左折し2つ目のピーク、樺立峠へ。樺立トンネルまでは淡々と長く上りが続く道。まだまだ序盤で元気なので眠たくなる事はなかったものの、やはり淡々道は得意としない所。ピークとなる樺立トンネルに辿り着いた時はだいぶダレていた。

樺立トンネル
 62.8km 8:55

トンネルを抜けると長い長いダウンヒル!
ここから倶知安まではほぼ下り。道もきれいで超快適ダウンヒル。楽しい!

PC1到着。セブンイレブン、倶知安南4条店。
 79.9km 9:33

さて次は約70km先のPC2を目指す。

さてここから始まる道道58号線は走ったことがない。ちなみに道道58号線はニセコHANAZONOヒルクライムの大会コースであり、なかなかの上りらしい。大会コースという事はなんとなく知っていたのだけど深く調べる事無く行ってみたら、それはそれは大変な道でした。

序盤は緩やかで景色もきれい

しばらく走ると道が狭くなり、ここからが本番

この辺の道脇に柵がある辺りがホント厳しかった。10°くらい?
この道をクライマーさん達はガツガツと上っていくわけですな。ちなみに優勝するような人は30分ちょっとで走りきるみたい。自分はPC1からピークまで70分ぐらいかかりました。恐れ入ります。

ピークを越えてちょっと行くと有人通過チェック。スタッフさんが待っててくれました。
 94.6km 10:51

蘭越町に入ったのが11:30頃。そこから国道5号線を使って黒松内方面に向かう。この5号線区間が何気に大変。アップダウンが大きく、上りきったと思ったら、下りの先に次の上りが見えるという繰り返し。気持ち、体力共にかなり削られた。

ヘトヘトになりながらPC2到着。148.2km、13:04。
かなり空腹だったのでガツガツと炭水化物を摂取し、PC3に向け出発。

まずは道道523号を走り月越峠へ。この道はきれいでとても走りやすかった。ピークを超え、下りきると日本海登場!天気も良くとてもいい景色。オーシャンダイブ!

が、海岸沿いは爆風。PC3のセイコーマートまでが超絶向かい風。インナーローじゃないと進めない時も。PC3までの10kmがとても長く感じるも、折り返した後は追い風になるんだと言い聞かせて。

PC3到着
 180.7km 15:13
いや、大変だった。

初めて見た島牧の風景はとてもきれい。北海道ではめずらしいエメラルドグリーンに見えるビーチもあり、キャンプや海水浴とかで来てみたい。

まあ8月最終週という事もあるのか、海で遊んでいる人は一人も見かけなかったけど。

天気も良く水平線も良く見えたけど、爆風のせいか3週間前のオロロン街道で見た日本海とはまた違う面持ち。

先程あらがっていた風を今度は背中に受け、海岸線を北上。
快適快適。

ところが200km走った頃から宗谷600で痛めた右膝痛が再発し始める。それほど酷くはないものの、時間も時間なのでコンビニに立ち寄り、痛み止め&ナイトラン準備。人間のほうはロキソニン、ワセリン、軽食投与。夜用サングラスを装備し、防寒着をフロントバックに。チェーンもキシミ気味だったので、自転車にはオイル投与。
 215.0km 16:52
ペダルの回転がぐっと楽になった。やはりブルベはチェーンオイル必携ですな。

さらに北上を続け、尻別川を渡ったあたりで内陸に向けて右折。もう少し待てば海に沈む夕日も見れそうだったけどいい写真が撮れたのでこれで満足。
 229.3km 17:38

いざ内陸!PC4に向けて。
基本上り基調も、道はきれいでとても走りやすい。

空が明るいうちは快適、快適。

しばらくすると完全に日は完全にナイトラン。山間部を走っている時は真っ暗。試しにライトを消してみるとホントに真っ暗。こんな所でメカトラおきたらどうしようとか、ネガティブな思考がよぎる。ソロで走っていたのでなおさらだ。
それでも自転車とかライトとか文明の利器を使い、文明の産物である道路を走ってる。人が作り出したものって素晴らしいと思いながら、仮に装備無しで自然に放り込まれたらたまらないなと、おかしな思考をくりかえしながら走る。

暗闇に怯えながらも留寿都に近づくと明かりが増え安心感が増えて来る。文明って素晴らしい。そしてPC4到着。
 283.8km 20:28

留寿都は夏場もしっかりリゾート。コンビニには観光客も沢山。そんな人達を横目にフェンスに腰掛けながらコンビニ弁当をがっつく。そうこうしていると花火が始まった。
いい感じにリゾート!そんな花火を横目に防寒着を着込み再出発!ゆっくりしていると寒いし眠気も襲ってきそうだったので。

PC4を出発しPC5がある余市へ。
一番警戒していたのがこの区間。ここはナイトランに加えて、苦手な淡々道の樺立峠。眠くてボロボロになるのではと考えていたけど、実際予想通り^^

まずは抜け吹き出し公園方面へ。このあたり睡魔のピークその1。やはり睡魔が襲ってきて何をやっても回避できず。それでもなんとかふきだし公園まで辿り着く。よっぽど仮眠しようかと思ったけど、RedBull飲んだらちょっと元気に。どうやら眠さのピークは過ぎたらしい。ので仮眠取らずに出発。

一旦は元気になったものの、倶知安を越えメイプル街道に入ってから再度グダグダに。仮眠がとれそうなバス待合小屋を探し始めるもなかなか良さ気な建物が見当たらない。とにかく眠らないように大声出しながら走る。非常に厳しい。

そんなところに天の助け。今までのPCでちょいちょい遭遇していた他のランドネさんと遭遇。フラフラしていた自分を追い抜き、前を走ってくれた。ぼーっとしてたので後続に全然気づいておらず、抜かれたビックリで眠気が引き、引いてもらって元気を取り戻した。

元気になったので、先頭を交代してガシガシ登る。樺立トンネルまで来た。

トンネルを抜けると今度は下り。雨上がりで道が濡れていたものの、まずまずのペースで下り切り、最後の上り冷水峠をクリアしPC5。359.4km 01:09

残す所後40km。PC5でもRedBull補給し、ゴールに向けて再スタート。

余市のあたりの五号線は道も荒れているし、路肩も狭い。路面に気を使いながら進む。路面に緊張感があったので眠気もひいていたが、朝里辺りでまたグダグダに。朝里のセブンイレブンで緊急停止。軽くストレッチし再度RedBull補給。

朝里から先は何度も走っているので安心感あり。さらにRedBullが効いている間に進みたいという所もあり、急いで走る。なんか平地移動ではこの区間が一番速かった気がする。オロロン街道から新川通りに右折し、ラストスパート。

ゴール地点の前田森林公園。この青い旗を見ると安心します。
 402.4km 03:29
なんとかゴール!

R札幌のスタッフさんや他の参加者さん。

ゴール手続き中
 from 事務局カメラ

今回もトラブルなく頑張ってくれたRFX8。

完走時間は21時間29分。なんとか無事に帰ってこれた!

前田200が2,800mの獲得標高で10時間ちょっと。なので今回は20時間以内の完走を考えていたものの甘かった。夜だとスピード出せないし、まず眠い。加えて5,000mの獲得標高はやはり大変。眠気対策というかきちんと仮眠とって走ったほうがいいですな。そしてこれにてめでたくSR確定。

いやー疲れた。森林公園からの帰路では、スタート前に立ち寄ったすき家に再度立ち寄り、ゴール後の牛丼を食べてシメとしまた。めでたし、めでたし。


さてSR確定してちょっと肩の力が抜けた気もするので、完走最優先じゃない走り方で楽しめるかも。完走最優先じゃない走り方って -> 他の人達と同走サイクリングとか、グルメ方面とか、はたまた玉砕タイムアタックとか^^

今のところ9月はブルベ予定無し。これで今シーズンが終わってしまうのも寂しいので、10/8のBRM1008大夕張200kmか、10/15のBRM1015薄野200kmには出たいかな。



今回の道具的なメモ
1. GPSの単3電池
AmazonのBlack充電池、1セットで400km、21時間保った。

2. 前照ライト
18650、1本で6時間は保った。島牧400は2本で走りきり。

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