2021年8月31日火曜日

MTB : フロントをリジット化

MTBのフロントサスってどうなんだろう?

MTB購入時からずっと頭の片隅にあった疑問である。Marlin7についてきたサスはRockshockのJudy。廉価品ではあるが、ちゃんと衝撃吸収してるのは疑いの余地はない。気になるのはやはりその重量。ban.Kやちょっとしたトレイルぐらいだと、もしかして軽いほうがメリットあるのでは?と。

緊急事態宣言とかでブルベも中止/延長が相次いだので、その時間を利用してリジット化し、サスペンションからの変化を堪能してみた。

購入したのは中華製のieveleというカーボンフォーク。必要なスモールパーツも含め1万未満。もっと信頼できるフォークもあったのだけど、正しいかどうかもわからないリジット化、あまり奮発する気にもなれず。Aliexpressで買えばさらに安く買えたのだけど、いざという時に返品しやすいように国内通販で購入。


早速交換開始。Spec的にはMarlinに使えるものを買ったはずだが、中華品ということもあり、ほんとうに装着できるかが不安であった。問題なくバッチリ適合。


フォーク交換自体は特に難しい事もなくサクサクと。そしてお約束の計測タイム。新車付きのRockshockはスターファングルとか含めて2,475g。

単体で持つとかなりの重量感

今回用意したカーボンフォーク。コラムカットし、コラムプラグやスペーサーも含め537g。

軽い!

大凡2kg近い軽量化である。いきなりこれだけ軽くできるのもフォーク交換の魅力。実際サスフォーク単体で持ってみるとズッシリ。今まで持った中で一番重たい自転車パーツだ。


交換完了である。さて気になるのはリジット化する事で、何がどれだけが変わるかだ。ひとまず近所を走ってみた。

第一印象「振動来る。なるほどサスの効果はあったんだ」
第二印象「軽いね!」
第三印象「やばい、柔らかい…」

いままでの無振動感に比べると、細かい振動がいろいろと登場。いきなりサスが恋しくなってしまった。そして曲がり角を何回かまわったり、Uターンしてみるとハンドリングの軽さを感じる。軽快、軽快。これはいいね。

そして取り付け確認も含めて、強めにブレーキしてみる。取り付けに問題は無さそうで安心したが、その時のフォークのしなり具合に驚いた。強めのブレーキすると、目視でも「しなって」いるのがわかる。ホイールベースでおおよそ1cm以上は短くなってるのでは。強度とか耐久性が心配になる。

まずは動的性能を確かめるべく、まずはいつもの手稲で走ってみた。


2kgも軽くなってるので、さぞかし上りが楽かと思いきや、それほど変わらない。なぜ?。そして下り。曲がりやすい!ハンドリングが素直で、サスフォークのときよりバンクできる。低速時だけでなく、高速時でも軽快だとは。

そして案の定、フォークの柔らかさが邪魔をする。フロントに強めのブレーキをあてるとジャダーのような振動が。制動力でフォークがたわむのだ。そしてたわんだり、戻ったりが振動という形で出現する。怖いとまではいかないが、結構不安になる。うーん。


ban.Kで走ってみた。


アスファルトで気になったジャダーも出ない(わからない)し、剛性不足感も感じない。そしてハンドリングが軽くなったのと、ダイレクト感がとてもよい。パンプトラックのバームが明らかに走りやすくなった。いいね。


NPRを走ってみた。


ダートでの下りが懸念だったものの、至って素直。乗りやすい。担ぎ上げや押し登りというシチュエーションでは軽くなった車体がメリットに。NPRぐらいのダートではリジットでも全く問題ない。というかむしろリジットだ。

今回リジットフォークを使う事で、サスフォークのメリットもよく分かることができた。ただ自分の使い方だとリジットで大丈夫なようだ。強度不足によるジャダーと、耐久性が不安要素ではあるものの、しばらくこのままでいいかなと。これからの冬場、スパイクを履くようなコンディションでは、軽いリジットフォークのメリットがますます大きくなるような。

サスフォークもすぐに戻せる状態としてあるので、必要な時はすぐに載せ替えれる。すぐにサスフォークに戻せるという心の余裕がリジットフォークを楽しめる背景でもある。まあ、しばらくはリジット状態を堪能してみようかと。

今回購入したカーボンフォークでも今の所大丈夫だし、ネットを探検するとアルミリジットフォークも入手できそうなので、気になる方はお試しあれ。

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