細板、始めました

 念願のモーグル板ゲット。まだまだ使いこなせてないけど、モーグルの人達がコブをまっすぐ滑れる理由がわかった気がする。

実は何年もの間、モーグル板には興味があったのですよ。でも「たまにコブ滑るぐらいなのでモーグル板まではちょっと」という防衛思考もあったり。オークションとかも眺めていたけど、コブで多用したものを中古で買うのは微妙であり。そしてホームゲレンデがテイネとなり、コブ滑りの機会が増え、ますますモーグル板が気になっていた所で、元旦特価セールに遭遇。これはしょうがないですね。

入手したのはk2の244 163cm。メンズ用としては短めのチョイスだけど、へっぽこコブ戦士のオイラには163cmのほうがよいかと思い。244はそもそも安い値段設定なので、モーグル板デビューとしてはちょうどいい。

入手して驚いたのがその軽さ。メインのカービング板から比べると、片足だけで1kgぐらい軽い。軽いのはビンディングのおかげでもあるけど、ソールを見るとコアが透けて見えるぐらいキャシャな作り。

こういう所で軽量化とフレックスを出しているのでしょうな。

そして実走。まずは平地。コブ板なのでカービング性能は全く期待してなかったものの、案外普通に切れて驚いた。ターン弧的にはR15mぐらいの基礎板っぽい感じ。これならゲレンデで普通に使えそう。

次にパラダイス脇のラインコブで滑ってみた。コブの中での取り回しが基礎板とは全然違って驚いた。軽いので取り回しが楽。そして何本か滑ってわかってきた。基礎板でやるような板を回し込む滑りももちろん快適なのだけど、モーグルっぽく真っ直ぐに行くライン取りもできる気がする。これが大きな違い。

コブの滑り方を調べてみると「板のトップをコブに当てノーズをたわませて減速する」という説明に遭遇する。今までこれを基礎板でやってみようとしていたのだけど、なかなかできなかった。これがモーグル板だとできる気がする、いやできた気がするのだ。多分これが一番の強みで、これが故に直線的なライン取りができるのかなと思った。

楽しくなって来たので、調子にのって男女回転コースのラインコブにも挑戦。

はい、これはあえなく撃沈。急斜面なので落差が大きく、もう板云々ではなく乗り手の技術不足。ここをトントンと降りていくモーグラーの皆様はすごいね。

という所ではあるが、なんというか、板のおかげで滑りに違いが出てきた。初めてパウダー板でパウダーを滑って感動したときに似た感覚である。ポチった直後は「分不相応なものに手を出してしまったかも」と若干不安な気持ちもあったけど、「コブ滑りを楽しむならモーグル板はもってたほうがいいね」と思えてる。モーグル板バンザイである。