BCで使っているMTN LAB、軽くて登りがとっても楽。LABの名前を冠してるだけあり、いい板だと思う。ただ軽量構造の影響か、スティッキーな印象で粘りが少ない。また軽さゆえに安定感に欠ける印象。
なので思い切ってガツンと飛ばすのは正直不安。それでいてツリーとかで取り回しがいいわけでもない^^ 登りが楽なのは正義だが、やはり思いっきり滑れる板で裏に入りたいので、代替板探しの開始。
ちなみにゲレンデやサイドでの主戦機はVolklのTWO。重量感のあるフルロッカー板であるが、それが高速安定性と、低速取り回しを高い次元で両立している。A2Cを直滑降できる安定感と、スノーソーのツリーランを楽々こなせる取り回しがある。
弱点はフルロッカーがもたらす整地性能の弱さと、シール歩行時の登坂。パウダー板なので整地性能は無視するとして、登坂の弱さからBCは厳しい。足下だけでもキャンバーだと、整地も登坂も楽になりそうな。求めるのはTWOの滑走性能に登坂力がある板である。
ちなみにMTNの前はAtomicのAutomatic117をBCで使用。これはノーズとテールが大きくロッカー、足下はキャンバー。パウダー性能、整地性能、登坂性能も問題なし。まさに求める性能。ただ年式なりに傷んでいるので、今は石踏み板として活躍中。
AutomaticはBacklandと名前を変え、BC向けにリファインされ継続販売中。なんというか良い板は息が長いね。MTN代替はBackland117でもいいのだけど、どうせならいろいろなモデルを乗ってみたいのである。
構造的に良さそうなのがAutomaticのようなノーズとテールにはロッカーがしっかり入っているが、足下にはキャンバーがあるもの。これを条件とすると候補は絞られる。いくつか候補はあったものの、手をだしたのはこれ。
「ちょっと小さいかな」とは思ったものの、基本的な構造は求めるものだったのでポチリ。使用頻度が浅いものを入手できた。手にした板はビンディングからグリスが出てくる程の使用回数が少ないもの。ビン位置も変更することなくドセンターで乗ることができた。そしてキロロとニセコで深めのパウダーで乗ってみた。
感想は「うーん微妙」
ノーズ側が浮力不足でパウダーでつんのめる。逆にテール側が浮きすぎる上に引っかかる感じ。まあビンディングをセットバックすれば解消しそうであるが、BC装備を背負った重さを浮かせるには、絶対的な浮力が足りない気がする。
素性はいいとは思うが、浮力不足の可能性高し。あれこれ試行錯誤する手間を考えると、固執する板でも無い気がしたので、2日間使ってドナドナと相成り。やはり全般的な浮力を考えると、185cmぐらいの長さで、115mmぐらいの幅は必須のようだ。
その条件を加えて選んだ次の候補はこれ。
ノーズとテールにはロッカー、足下にはキャンバーという求める構造。ロッカーの形状は独特で、せり上がりは少なく、弓なりというより、直線的にせり上がる形状である。キロロパウダーで試してみた。
感想は「まあまあかな」
ついていたビンディングはAttackのデモビンなので、いろいろなセットバックを試せた。センターポジションで乗ってみると、つんのめる。可能な限りのセットバック(15mm程)にしてみると、まあ悪くない感じに。もう少し下げても良さそうであるが、いずれにしても大丈夫そうだ。浮力も十分そう。なんとなく大丈夫そうなので、次のステップとしてKingpinに載せ替えて、再度乗り味チェック。
ポジションは15mmのセットバック。もう少し下げようとすると、デモビン用の穴と干渉してしまう。それを避けようとすると、30mmとか35mmぐらいまで一気に下げることになってしまうので、ひとまず15mmで。
そしてQST118+Kingpinの組み合わせの初陣は激パウのルスツ。パウダー性能を探るには絶好のコンディション。
オープンバーンやらツリーランやらで、あれこれチェック。
感想は「まあ、ありかな」
無警戒で滑ると、少しつんのめったり、後ろが引っかかったりすることがあるので、ビン位置はもう少し下げたほうが良さそうだ。ただMTNよりは遥かに操作性高いし、浮力も大丈夫そうだ。実際にBC装備を背負って滑ると、印象も違うと思うけど、ひとまずOK!
という事で、ひとまずMTNの代替板はQST118に決定。今季はブーツもHEADのKore2に変えているので、ようやく装備が整った!
さて裏へ!と思ったら、予想外の問題発生。
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