2021年7月19日月曜日

GP5000 28c vs 25c : 安定感と軽快感

25cか28cか。さらに納得するためにもう少し調べてみた。 28cのメリットは、そのエアボリュームから期待できる乗り心地。じゃあそのエアボリュームの差ってどのくらいなのだろうと。


空気量の絶対値を計測するのは難しいけど、同じ空気圧になるまでに何回ポンピングしたかで、相対的な比較ができそう。普段使っている据え置き型の空気入れを使って、ポンピング回数を計測してみた。ホイールとチューブは同じもので比較(Zondaと軽量チューブ75g)。

GP5000 28c (約1200km使ったもの)
240g(実測値)
ポンピング39回で約100psi
外径2154mm、タイヤ幅29mm

GP5000 25c (約2000km使ったもの)
210g(実測値)
ポンピング34回で約100psiちょっと
外径2147mm、タイヤ幅26mm

参考測定 : GP4000S2 25c (7000km以上使ったもの)
220g(実測値)
ポンピング39回 -> 100psi
外径2152mm、タイヤ幅28mm
GP4000S2は別のGP5000とは別のホイール、チューブで測定(P1800と100gチューブ)。大差ないと思うけれど、参考比較という事で

ポンピング回数がエアボリュームを表していると考えると
GP5000 28c : GP5000 25c : GP4000S2 25c = 114% : 100% : 114%

GP5000 28cと使い込んだGP4000s2 25cのエアボリュームはだいたい同じ。対してGP5000 28cはGP5000 25cより、大凡15%程度エアボリュームが大きい。タイヤとしての大きさと、このエアボリュームが乗り心地や安定感の違いとなってでてくるのかな。
なるほど、なるほど。


そしてGP5000 25cに履き替えて走ってみた。28cからの履き替えになるが、漕ぎ出しからいきなり差を感じる。「おー、軽い!軽い!」いやー全然軽い。前後で60g軽いとここまで違うのかと驚いた。

重量だけでなく、外径も微妙に小さいのでその効果も加算されているのかな。そしていつもの手稲山に。最後まで踏ん張りきれなくて、タイム的には28cと大差なかったのだけど、やはり25cの軽快感は気持ちいい。


ただ冷静に観察すると全般的などっしり感、安定感は28c。特に荒れた路面での安心感は28cが断然だ。浅い入力の振動吸収は25cも28cも同じような感じなのだけど、少し大きめの入力だと25cだとストローク使い切った感あり。28cのほうが懐が深いというか、厚みがある。

登り要素の強い山岳ブルベなら25c、乗り心地要求が高くなる長距離ブルベなら28c、というのは明らかな事だけど、実際それを実感、そしてそれぞれの良さがどのくらいかがわかった気がする。当たり前の結論だけど、15%のエアボリュームと、30gの重量差を鑑みて使い分けるのが良さそう。

難しいのはその中間の場合。山岳でも長距離でもない場合、どっちがいいのか?たぶんどちらでもOKなんだけど、自分的には25cの軽快感に一票。400ぐらいまでなら25cの軽快感のほうが快適そうだし、600ぐらいから快適性を考慮した時28cを投入、1000以上なら基本28cとかでいいような。

宗谷600は28cで快適だったけど25cでもたぶん全然OK。3日以上走るようなブルベぐらいから28cの効果が先立ってくるような。

よしすっきりした。
当丸は25cで迷いなく!

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