2021年7月7日水曜日

BRM703 宗谷600 : 白い夕陽

7/3、ついに2シーズンぶりのブルベ、宗谷600。久しぶりすぎて勝手を忘れてたけど、まずは完走できて良かった。完走時間は36時間30分でした。

エントリーは80人台と宗谷にしては少なめ。確か一昨年は150人を超えていたような。さらにスタート時刻が3つに振り分けられたため、例年よりまばらな印象。それでも道外から来られてる人も多く、さすが人気のコースかと。

いつものように走る時は基本ソロなんだけど、同時刻に同じ目的で走ってる人達がいるってのがとても心強い。ブルベっていいですな。

さて特記事項のメモから。

< 走力 >

今季これまでの最長距離は140kmぐらい。そこまで走れれば300kmぐらいまではいけそうな感触はあったけど、やはり600kmとなると不安は拭えず。

ただ同じ時間帯、同じ目的で走るひとがいっぱいいるというだけで、走れてしまう。ただのソロライドだと間違いなく折れてFだったかと。逆に考えるとほぼほぼソロライドとなるRM1300はどうなんだろう。冷静に判断しないと。


< Blackburn Outpost Elite Frame Bag >

今回から登場のBlackburnのFrame Bag。防水で容量があるので、いろいろ融通が効くパッキングが可能になった。

今まではサドルバックにいれていた大物の荷物もここに入る。なのでサドルバッグに詰め込む量は減り、結果サドルバックスタビライザーも不要になった。

2019年初山別600の時のサドルバック スタビライザー付き

今回のサドルバック

中に入っているものも多少は違うが、積載状態のサドルバックの大きさが全然違う。スタビライザーやツールボックス分の重量も削減できて軽量化にも貢献してくれた。

装備済み重量で13.6kg(ボトルなし)。初山別600の時が14.7kgだったので1kg以上軽量化。さらに低重心化にもなってるはずなので、積載作戦としては成功でしょう。


< サドル >

サドルは直近使ってたGROIXのA6-1から、ブルベ実績があるr.e.medに変更。

左 r.e.med、右 A6-1

200kmでは全然問題なかったr.e.medも300kmを超えてくると、あちこち辛くなってきた。総じて悪くない印象だったものの、これで万全!とまでは至らず。特にエアロバー掴んで前傾とってる時、ノーズからの圧迫が厳しかった。

そして今回思っちゃったのは、エアロバー主体で走るのであれば、そもそもショートサドルにしたほうがいいのかもしれないということ。どうやら宿題ができてしまったようだ。さらなるサドル沼へ。


< 長指グローブ >

morethanの薄手グローブ。手首までカバーしてくれるデザイン

ブルベでは初使用になる薄生地長指グローブ。日焼け対策だ。日焼けすると疲れるし、日焼け止めを塗る事自体手間なので、長生地で日焼け対策するスタイルである。ちなみに昔から長袖、長裾、フェイスマスクを使っているのは日焼け対策である。

暑い時間帯やスマホ操作も問題なし。そして今回、寒さ対策としてもそこそこいけた。一番寒かった宗谷岬周辺の12度からナイトランでも全く問題なし。多分本格的に寒い時期のブルベでなければ、暑さも寒さもこれでカバーできそうだ。


< GP5000 28c >

乗り心地の観点から28cへの移行をずっと考えてきて、今回晴れて28cデビュー。宗谷はそれほど道は荒れていない印象だが、それでも28cは良かった気がする。総じて乗り心地良く、路面の凹凸の拾い具合も穏やかだ。

ただ体重が重いオイラにとってはエアボリュームが増えることがメリットとも言えるのだが、直前まで使っていたGP4000S2 25cとは外周もタイヤ幅もほぼ同じ。なのでエアボリュームはそんなに変わりないはず。むしろGP5000 25cにすると減っていたのか?当丸までにGP5000の25cを検証しないといけないような気がしてきた。


< 寒さ対策 >

天気予報だと最高気温はそれほど高くなく、むしろ夜間の冷え込みが心配な感じ。それを受けて防寒対策をメインに据えた装備構成に。長袖ジャージ、レッグカバー、秋冬用ブーツカバーをFrame Bagに詰め込み、レイン装備をサドルバックに押し込んだ。


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続いて細かい振り返り。

宗谷600は滝川発着。札幌から車でおおよそ2時間の場所だ。途中すき家にて補給をする前提で3:50頃出発。

この時間ですでに明るい

予定通り2時間ほどで到着。なにやら高速道路は野生動物侵入のため一部通行止めになっていた。自分はのんびり下道だったけど、12号脇にも車にはねられた鹿のBodyが。最近北海道は野生動物騒ぎが多いぞ。

道の駅 たきかわにある施設だ

さて受付開始。2シーズンぶりという事もあり、朝の段取りはすっかり忘れている。加えてコロナ対策という事で例年とも違うようで。ブリーフィングはなくなり、出走15分前からブルベカードが配られ、もらったら各自スタート。車検的なことは自分で行う段取りだ。

ブルベカードの配布を待つ7時組の人達

ブルベカードを受け取り、これから600kmのスタートである。

でっぱつ!

スタート直後というのは往々にしてオーバーペースになりがち。加えて今回が久しぶりのエントラントも多いはずで、序盤暴走ペースにならないことが大事と思っていた。この事をしっかり自分に言い聞かせ、自重してのスタート。

スタート直後は案の定「ガー」とハイペースな人達も多く、またそれについていきたくなってしまうが、まずは集団で自分の調子を確認。集団のペースはメータ読みで25km/hから30km/hぐらいで、ちょうどいいペースではあるものの、やや物足りない。もう少し速く巡航できそうな感じだったので、1時間ほどで集団離脱。ペースアップ。

メーター読みで35km/hぐらいで黙々と走る。海岸線に出たあたりでちょっと苦しくなってきたが、同じようなペースの方がいたので、二人で風よけを交代しながらPC1まで。

PC1 セイコーマート 鬼鹿店 到着

PC1到着。アベレージは29.1km/h。数字的には2018年よりは遅いものの、出だし1時間の自重を考えると、それ以降はオーバーペース。そうとわかっていても飛ばしたくなるのが、ブルベ序盤。軽く足を使ってしまった感はあるものの、まあ久しぶりという事で。レシートもらってすぐ出発。

途中、苫前の郷土資料館前を通過。ここには大きなクマの像があるのだけど、事前情報でそのクマが逃走したとの噂あり。見てみると像が置かれていた場所には拘束具だけがあり、噂通りクマがいない。逃走したのは本当だったようだ^^

クマがいない!!!

その後も淡々と海岸線を。羽幌に差し掛かったのが10:40頃。PC1までの暴走のおかげで、すでに前倒し気味である。11:00前に羽幌まで来れるなら、補給せずに初山別まで進めようと考えていたので、羽幌はスルー。北のにしんやさんも、今回は写真のみ。

定番、北のにしんやさん

少し走って初山別。ここでの捕食処も調べておいたけど、調子良く走れているので、長時間止まりたくない。なので初山別のセコマでパンをぱくつく。ここでの時刻は11:30頃。かなりいいペースだ。ブルマネを眺めていると、宗谷岬で夕日を拝める可能性があることに気づく。これは魅力!そうそうあるチャンスではないので、堅実完走作戦から、宗谷岬夕陽作戦に変更だ。

PCでも通過Cでもないよ。ただの休憩地点。

という勢いで走り始めるも、早々にペースが落ち始める^^ 眠たくなってきたのだ。思い返せばここでカフェイン投入してよかったのだけど、そのまま進行。結局眠気覚ましであちこちの道の駅やらコンビニで休憩しまくり。結局PC2についたのは13:40頃。

PC2 天塩川口店

それでもまだ宗谷岬夕陽作戦は十分可能な時間。ここから先は苦手な無限回廊があるので、カフェイン錠を投入し、パンをぱくついてすぐに出発である。

定番風景 オトンルイ風力発電

来たよ、来ました、オトンルイ発電所。何回みても壮観。ちなみにプロペラはブンブン回り、バンバン発電してる。風は気にならなかったが、やはり苦手なのは、景色が変わらない無限回廊地獄だ。今回も眠気覚ましのため、写真記録をば。

181km地点

186km地点

191km地点

196km地点

やや作為的な写真であるが、基本景色は変わらない。辛い場所であるが、眠気対策が功を奏して眠たくはならなかったが、それよりも直前の補給が足りなかったようで、途中でガス欠に。手持ちのおやつで凌ぐも、糖分が足りずパワーがでない。グダグダになりながらノシャップ岬付近まで。

ノシャップ岬への分岐

いつもだと日没ギリギリなのだけど、ここまでそれなりに頑張ったのと、やはり7月で日没が遅いこともあり、日はまだ高い。ここでの時刻は16:57。

まだ昼の太陽

ヘロヘロになりつつも、17:00にPC3到着。夕陽には間に合いそうである。宗谷岬で夕陽が見れれば、このブルベ、満足である。ここではしっかり食べ、そしてしっかり休んだ。

PC3 出発!

ちょっと肌寒かったので、長袖ジャージを着込み再スタート。稚内を抜け、238号線から宗谷岬を望んだ写真を撮った。ふだんなら真っ暗であるが、まだまだ全然明るい。宗谷岬の場所もロックオンである。ただここですでに不穏な雲が写っているのに、このときは気づいてなかった。


岬に近づくほど、雲があやしくなってくる。岬の辺りは、厚く雲がかかっているのだ。「きっと到着する頃には雲も晴れるはず」という都合のいい思考もよぎるが、そんなに甘くないのもわかっている。念の為、岬までギリギリの所で一枚写真をとっておいた。

雲の圧がすごい

ギリギリのいち枚。いまにも太陽を覆い隠そうと、分厚い雲がすぐ脇まで来ている。。。
もう少し走って到着!時刻は19:00。

宗谷岬メイクである

無事日没前に宗谷岬メイクだ!
そして念願の宗谷での夕陽は?


見えます。自分には見えます。夕陽が。バッチリな夕陽が…。
まあこれも思い出。宗谷の夕陽は白かったという事で。
無念。。。


後は滝川への復路を走り切るだけである。ここまで走りはオーバーペース。さらにコンビニ食しか食べていなかったので、道すがらの山岡家に緊急PitIn。ラーメンがしみる。

塩ラーメン、普通盛り

宿泊は330km地点あたりの豊富。豊富温泉ではなく、市街地にあるトーヨーホテル。値段は素泊まりで4,800円。リーズナブル。数時間しか滞在しないので十分だし、さらには宿の人が気を使ってくれて、夜の到着時間に関わらず、入浴できるようにしておいてくれた。ありがたい。


やはり仮眠所とは違い、ちゃんとベッドで眠れたので、疲労の回復具合が全然良い。もちろん寝る前にはアミノバイタル、QPコーワに湿布で回復ドーピング。ただ4時ぐらいまで寝るつもりも3時前に起きてしまったのが残念。諦めて準備開始。


チェーンをきれいにし、オイルをさして二日目開始である。朝の気温は15度と、予想以上に暖かい。


ちなみに二日目は内陸を進む。初日に比べ見どころは少ないので、ただただ眠気との戦いとなる予感。途中セイコーマートの牛乳公社発見。ガンガンCMしてる豊富町産のセコマ牛乳は、ここから出荷されてるのかな。

はてーしーないー、おおーぞらーに

チェックポイント通過。クイズの答えがあるポストがちょっと分かりづらかった。多分答えは大丈夫だろう。

豊富温泉の入り口だ

そして道の駅なかがわでサドルのセッティング変更。ブルベ装備は数百キロ走ってからでないと調子がわからないセッティングもあるのだ。例年ならこういうことは200km、300kmのブルベで済ませるのだけど、いきなり600kmだとこういう事もありうる。

こちこち緩めて、締めてセットアップ

さてその後はPC4の名寄まで淡々と。この区間、結構距離があるし、向かい風だし、熱いしだったり、案外辛い。


太陽は夏の日差し。熱い。。。


PC5、名寄大橋到着。


ここまでセイコーマートしか使って来なかったので、品揃えが大きく変わり、なんかワクワク。それでも購入したのは水でした。持てるだけ水を持ち、余った水を体にかけて再スタート。途中唯一上りらしい上りの名寄遠別線を通り、朱鞠内湖脇を通過する。


展望台に登ったが、それほど景色を見たかったわけではなく、本当に本当に眠くて眠くて、気分転換したかったのだ。多分速度は15km/hぐらい、蛇行しまくった記憶があるような、ないような。やばかった。

「もう休まないとヤバイー!」という所で、タイミング良く幌加内の蕎麦屋さん、霧立亭出現。空席待ちしないといけない状況だったが、とにかく休みたかったので立ち寄り。


ざるそばを注文。ガッツリ行きたかったが、また眠くなりそうだったのでホドホドに。味はよく覚えてないのだけど、やはり手のかかった料理は食べた感があるなーと。そばと一緒にカフェイン錠も流し込み再出発。


そば効果とカフェイン効果で、ここからの区間は元気いっぱい。そこその向かい風だったような気がするけど、気持ちも途切れずガシガシ進めた。最終PC、セイコーマート沼田店到着。


ここでは多くの参加者が休んでいた。残すところは30kmほどだったので、最後の一絞りという事で翼を投入。Red Bullは効果が切れたあとのぐったり感が厳しいので、ここのところは最終PCぐらいでしか買わないようにしている。


Red Bull効果で元気いっぱい。ガツガツ進んでフィニッシュポイントのローソン到着。


レシート時刻は19:30で、完走時間をちょうど36時間30分でした。ゴールには先着していた人達が何人か。皆一応にいい顔してる。今回はブルベできてよかった、完走できてよかった。


なかなか厳しい状況だが、それでも開催してくれるのはほんとありがたい。主催者の皆様、スタッフの皆様、一緒に走ってくれた皆様、ありがとうございました。次もよろしくです。次回は当丸コースター300kmの予定です。

2 件のコメント:

  1. ゴールでは失礼しましたw  あとから思いましたけど、ライドしたときに会ったのは初めて。笑    これからはカフェインジャンキーと呼ばせていただきます。笑  自分は食べたら寝る派で、睡眠しっかりとる方なので、今回睡眠削ってわかりました。早く終わらせたい気持ちになるんですね。よく寝た翌日はやはり楽しいので、しっかり睡眠派に戻るかもしれません。

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    1. お疲れさまでした。やはり身も心も整っているときのほうが楽しめますね。睡眠は強い味方です。

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