6/11、前田200km、無事完走。200kmで獲得標高2,800mという厳しい山岳コースに加え、前半土砂降りというコンディション。どちらもブルベでないと走らない条件だったので、終わってみればとても楽しかった。
完走タイム: 10時間17分
前田森林公園スタート 0km - 7:00 (+0:00)
PC1タイムスタンプ 40.5km - 8:57 (+1:57)
PC2タイムスタンプ 107.6km - 12:00 (+5:00)
通過チェックポイント 145.3km - 14:24 (+7:24)
前田森林公園ゴール 201.5km - 17:17 (+10:17)
もう少しで10時間を切れたものの、おおむね20km/hぐらいで走れたのは満足。そして何より雨の中を走れたのが収穫。脳内では雨対策を進めていたものの、実際に試せたのが良かった。
さて振り返り。
今回も前田森林公園がスタート。出発前見た天気予報では道中13℃くらい、天気自体は曇り予報、降水確率は20%ぐらい。寒そうではあるけど、雨にあたる確率は低いと考えていた。雨装備を試せるかと思ってたので残念やら、ほっとしたやら。
ところが森林公園に行く途中からパラパラと。レインスーツを着るかどうかをギリギリまで悩む。悩んだ挙句、結果レインスーツ装着。
ブリーフィングを終えてスタート。雨は止むどころかドンドン激しくなってくる。
新川通りからバンケイ方面に抜け、7:47頃に小林峠に向けた分岐点。
真っ直ぐ行くと楽だけど、コースは右だ。まあ走り慣れた道なので特に写真を撮る事もなく通り過ぎる。雨は降り続いている^^
サクサク進んで8:55頃にPC1到着。雨は降り続いている^^
そしてこれからが本格的な登り。「中山峠 降雨」という有り難い表示。
体中で感じています^^
中山峠は車では何度となく通っているが、自転車は初めてだ。基本的に道は広いので走りやすい。斜度もきつくはないのでハーハーになることはないが、ダラダラとずっと登り続けるのでナカナカきつい。いいペースの人が前にいてくれたので、その人を目標に走り続けれたので何とか飽きずに済んだ。
9:30、無意根大橋付近。覗き込むと落ちそうだ。無意識にセンター側に寄ってしまう。
9:36、定山渓トンネル。長いトンネルだったので警戒していたが、案外道幅も広く、また交通量が少ないタイミングで走れたのでサクッと通過。
10:07、中山峠到着。
追いかけていた人は道の駅に寄る素振りもなく、迷わず直進。置いていかれると厳しいとも思ったけど、これから先は下りなので、記念写真のため立ち寄り。すぐ出発。
そしてここからの下り道が大変。道幅は広くていいのだけど、如何せん路面が荒れ荒れ。回避仕切れない段差があり、そこの振動でライトが片方吹き飛んでしまった。
無事回収できたもののスマホが落ちなくて良かった。
11:18、吹き出し公園横、通過
12:00、PC2到着。
中山峠をでてからここまで、基本土砂降り。スタッフの方からの情報だと、この辺りにかかっている雨雲を突破すれば雨も終わりで、小樽の辺りは道路も乾いているとの事。ちなみにスタッフの方は昨日試走したようだが、昨日の雨のほうが全然ましだったらしい。この日の雨はナカナカ強雨のようだ。少し休憩して元気が出たので出発。
倶知安を抜けると本当に雨が降っていなかった。走行距離でいうと110kmぐらいからはほぼほぼドライコンディション。
そして2つめの山。この2つ目の登坂が精神的に辛かった。中山峠以上に淡々としていて、チョイ坂がずっと続いている感じ。距離にすると3kmから4kmといった程度ではあるものの、同じ勾配がずっと続いているので休めない(赤色の道)。ピーク付近にフラットのトンネル(黄色の道)があり、それを過ぎると今度は淡々と同じ斜度で下っていく(緑色の道)。
ソロで走っていたので、目に見える目標もなく中山峠より辛かった。下りもスピードが出過ぎて危険ではないものの、体がドンドン冷えてくるのでレインスーツを脱げない。
13:28、下りきって赤井川道の駅の交差点。
道の駅にはよらず、左折。
13:55、途中のセイコーマート赤井川で休憩。
ここを逃すと小樽までコンビニが無いので要休憩ポイントと考えていたのだけど、他のライダーが休憩している様子なし。皆さん、タフ。
そしてここでレインスーツを脱ぎ、ウィンドブレーカーへお色直し。
空気抵抗が激減するも、超寒い。汗でジャージが濡れているせいもあるけど、凍えそう。
体を温めるため、ガツガツ冷水峠を登り、14:24に通過チェック用の写真撮影。
雨は降っていないけれど、霧の中で気温も低く結構寒い。一度脱いだレインスーツをまた出すのもめんどくさいのでこのまま小樽へ。ここから先はピークらしいピークもないので、ダラダラと進む感じかと思いきや、ここからも厳しかった。
小樽環状線は大きなピークは無いにしろ、そこそこのアップとダウンを繰り返す。余市から小樽まではずっとそんな感じの道で割とヘロヘロになりながら小樽エリアに入る。そして小樽の街が牙をむく。
坂の街小樽とはよく言ったもので、そこかしこに普通に急坂が現れる。
写真ではわかりにくいも、ソコソコの斜度。ダンシングでボテボテと突破する。そして最後のボスキャラは望洋台のあたりにいた。小樽天神小学校から望洋台に抜けるこの黄色のあたりがいわゆる激坂というヤツだ。
登り斜度9度の看板。場所によってはもっとある。
インナーローでダンシングしないと登れない激坂。多分車だったとしても相当気を使うであろう斜度。「あー激坂って、こういうことか」とマジマジと感じた。距離は短いけど、今までにない斜度。何度も足をつこうと思ったけど、何とか堪える。そして普通の道に戻れる所で、スタッフさんのカメラが待ち構える。どうやら皆の苦悶フォトを取っているようだ^^
それから後の道は何度も通った5号線。
初めて通った時はビビりまくった張碓トンネルも慣れたもの。16:34。
その後は淡々と前田森林公園まで進み、17:17にゴール。
12時間ぐらいを暫定目標にしていたので、10時間ちょっとで走れたのは予想外。なにより準備していた雨中装備を使えたのが楽しかった。ここを楽しいというのはちょっとおかしな人の証かもしれない。
さて次回への宿題
チェーンオイル
前半の雨でチェーンオイルはすっかりと流れてしまったようで、後半のカシャカシャ感が半端なかった。雨が上がった時点でオイルをさせればもっと楽に走れたはず。雨ブルベや300km以上の時は注油用のチェーンオイルを持参する事にする。
雨天時のスマホの充電
今回は雨だったので充電にとても困った。基本防水ケースに入れてるので雨でもへっちゃらなのだけど、充電するときには端子キャップを開けなくてはならない。袋にいれて走りながら充電したのだけど、水が袋の中に侵入し画面操作が出来なくなってしまった。何とか対策を考えねば。
そして今回活躍した雨天装備達。
レインスーツはちゃんとしたものをと考えていたけど、雨ブルベを体験してからと思っていた。ので暫定装備として用意していたのはこれ。
作業服Shopのワークマン製のレインスーツ。
ややタイト目のシルエットでストレッチ素材、加えてジャケットの裾がサイクルカット。耐水圧10,000mm、透湿度5,000m2/gと、この辺の数値はGOREや一流アウトドアスーツにはかなわないものの、お値段¥4,900ですから。
使った感想としては「全然OK」。上も下も外からの浸水は全くなく、タイト目なデザインが自転車乗るにはバッチリ。内側は自分の汗と湿気でそれなりにベチャベチャにはなるものの、今回の雨量だと、高級レインスーツでも同じ状態になったのでは。むしろ¥4,900円という値段から惜しげなく使えるので、どんな泥でもガンガン行ける。大正解。壊れるまではこれでいいかな。mont-bellのGOREとかも魅力だけど、これでも十分。ちなみにPronoでも同様のレインスーツを出しているけど、シルエット的にワークマン製が自転車に向いている。
手先はもちろんこれ。
雪山族からの評価が高く、バックカントリーで愛用している人も多いテムレスだ。正直色合いが微妙なのでポリウレタン製のゴム手袋を他にも探したのだけど、値段も含め今のところテムレスの一択。まあレインジャケットから出るのは手首から先だけなので、実際はあまり問題なかった。もちろん防水性完璧、寒くない。買っておいて良かった。
そして足元、以前wiggleでポチったカバー
雨天時のシューズカバーの重要さを知らなかったのだけど、これはとても大切だとよくわかった。これが無かったら厳しかったかも。履きなれていなかったせいか、装着時に破いてしまった。次の使用は厳しそう。雨の日のシューズ対策はググるといろいろ出てきたので次回は代替策で。