2017年3月27日月曜日

パウダーの消費期限短し

この日、新たな積雪は無かったものの昨日までが良かったようなので、残パウ探しにExit1から朝里沢へ。この日キロロは激快晴!

トラックはあるものの残パウ多数で、苦労なくフラットなところを滑れる状態。ただ状態がよくなく、板に引っかかり気味で楽しくない。なんだかんだで気温も上がってきているので、パウダーの消費期限も随分と短くなっている様子。沢沿いのおかえりコースも湿雪が踏み固められているので、速度が出やすく、そしてコントロールしにくい。ちょっと怖い。


結局TWOの出番は最初の1本だけでした。
うーん、やはり前回がラストパウダーだったかな。

山頂の積雪はこのくらい。
オフィシャルアナウンスyで415cm。後は少なくなる一方かな。


2017年3月25日土曜日

想定外の大雪、面ツルでラッセル

「もう大砲の出番はないかな」と思いlongをチューンアップに出し、TWOを保管モードにしたのが先週。そしてこの日、全道的に大雪でキロロでは40cmの大雪。longをチューンアップに出してしまった事を大いに悔やむも、TWOの保管ワックスをガツガツと剥ぎ、いざキロロ。

はい、大雪でした。

ベースでは気持ち重めではあるものの、N2はトップシーズンスノー。AコースもCコースも踏んだ後に15cmぐらいの積雪。Bコースは完全に底づきしないSuper Deep。TWOでは浮力不足で、真っ直ぐにしかいけない状態。状況としてはまさにlong向けのコンディション。うーん、嬉しくて悲しい^^。
B、C、A、BC、C外と一通り滑り倒すも、どこに行っても面ツルをいい状態で滑れる。昼頃までN2で滑り続けたけど飽きてきたので、ゴンドラに乗って朝里方面へ。

まずはA2A外から滑ったものの、昼過ぎなのにほぼ手つかず。完全面ツルからのSuper Deep。斜度がある所でも深すぎて失速気味。そしておかえりコースも面ツルで、トラック作りでラッセル。まずはここで一汗^^ ならば朝里沢もいいだろうとExit1から朝里沢へ。ここもSuper Deep。中盤にある緩斜面エリアも面ツルで、完全にスタックエリアと化していた^^ 汗だくでラッセル。ここでは大汗^^ うーん、朝里はスキーで良かったかも。シーズン通して思ったけど、やはり朝里側はスキーのほうがBetterで、ボードなら長峰かな。


毎シーズン、オマケのパウダーチャンスが必ずあるも、ここまでの激パウは初めて。こんな事はそうそう無いだろうけど、大砲をしまうのはオマケが終わってからにすべし、という大事な教訓を得た一日でした。


2017年3月20日月曜日

キロロ快晴!カービング日和

もうこの時期になると降雪の期待も少なく、アルペンボードが楽しいコンディション。この日もとても天気良く、カービング日和。朝1はN2Aをゴリゴリ滑るも、パウダー滑るよりはるかに疲れるので1時間も滑れば十分。その後はあちこち回ってダラダラと。時間もあったので、久しぶりにVISTを外して滑ってみた。


軽快である。ゲレンデでまったり滑るには丁度いいですな。
そして来季のシーズン券、購入Done。


5/7が期限って早いなーと思ったものの、営業期間内に次シーズンの手続きができるのは便利。振込とかせずにカード決済ができたのが◎。




2017年3月15日水曜日

Step5: StepOnはどうなんだろう

ステップイン話しの続き
Step1: BurtonからStep Onの告知
Step2: 横留め機構のS.I.SとSWITCH
Step3: 2000年頃のステップイン諸々
Step4: 縦留め機構のRapid Fireとaccublade

で、新しいStepOnはどうなんだろう?

縦留め方式の3点留め

ブーツの踵に1点、つま先側の両脇の2点。踵側のロック機構はその昔、DEVICEのステップインで使われていたものと似ているが、決定的に違うのがヒールカップではなく、ハイバックにつながるという事。そしてつま先側。ブーツの両脇に飛び出した爪を、ビンディング側の爪で掴んでロックする方法。



上から押し込んだ際にパチンとはまるようだ。機構自体は今までにないシステムである。あえて言うならRapid Fire(RF)のシステムを前後逆にした形。

じゃあどうなの?という所は乗ってみないとわからないというのが最終的な結論でゆるぎのない所ではあるものの、気になる所を書き連ねてみる。


ステップイン/アウトはやりやすそう

これについてはポジティブ、機構上イン/アウトはしやすそうだ。踵側、つま先側もロック機構があり、どちらかを「引っ掛ける」というプロセスが無い。上から押し込むだけで装着できそうだ。過去にこの引掛け儀式が必要なかったのはEmeryのS.I.SBurtonのSIシステムぐらいかな。テリエが両足同時に装着する動画が公開されているが、こんな事も可能という事か。


ステップアウトはヒールカップ横のレバーを使う。
板から高い位置にレバーがあるので、かがむ量が少なく楽に外せそうだ。


滑走性能はどうだろう?

滑走性能の良し悪しは、今までの道具との比較になるし、滑り方や好みに依存するので人によってだいぶ印象は違うと思う。自分はaccublade(AB)対比になるので、その点から考えるとややネガティブ。ただし普通のラチェットビンディングからの乗り換えなら、ポジティブ。

ABのいいところは前後剛性が高い所。ABはベースプレートが金属、ステップイン機構の前後方向の遊びも最小限なので、エッジtoエッジのレスポンスがとても良い。加えて左右方向には機構自体に遊びがあり、それが可動領域を作っている。

StepOnの素材はプラスチック。加えて踵側のロック機構がハイバックにある。
この動画からわかるのだけど、装着後はビンディング自体が変形して可動範囲を作り出している。ブーツを前方向に動かしたときに、なんとなく踵が浮いているようにも見えるのがちょっと気になる^^ いやS.I.Sの経験からかなり気になる^^

気になる所はあるが、おおよそBurtonのラチェットビンディングと似たような挙動をするはずで、それからの乗り換えであれば、ステップインかどうかはあまり気にならず、同じような感覚でのれるのではなかろうか。装着が楽になり、滑走性能が変わらないなら「あり」だと思う。

ABからの乗り換えだと、左右方向の動きはいいとしても、前後方向の遊びがレスポンス低下という形で感じるのではないだろうか。特にフロントサイドはどう感じるかな。


耐久性、信頼性はどうだろう?

一番気になるのはハイバック付け根。機構上、大きなストレスを受け持つのが踵側のロック機構で、それを支えるのがハイバック。ベースプレートへつながるハイバック付け根あたりの耐久性が一番気になる。まずは実物を見てみたい。


BC装備への展開はどうだろう?

これについてはネガティブ。一番の要素は踵のロック機構がハイバックについている事。ABやClickerだと、ステップイン機構がブーツ底面とビンディングベースプレートだけで完結しているので、高さが低く抑える事ができる。
StepOnは踵のロック機構がハイバックについているので、基本ハイバックを外せない。仮にハイバックを取り、ロック機構だけを残してもナカナカの高さ。歩くだけならまだしも、背負っては滑りたくない。

スプリットボードならまだ可能性はあるけど、ウォークモードでは つま先側を持ち上げる方向に力がかかる。つま先機構の剛性や耐久性が気になる。


まとめ

だらだらと昔話から書き連ねたけど、一番は「新しいステップインシステムは大歓迎」という事。そしてStepOnは情報を見る度に良さそうに見えてくる。機会があれば是非乗ってみたい。パウダー装備をメインにABを4セット稼働させているので、乗り換えは現実的ではないものの、全とっかえしたくなるぐらいの出来を期待している。

そしてABの一番の功績は互換性を保ちながら、10年以上の間販売し続けられている事。StepOnも一過性のものではなく、長く販売してくれる事を願うばかり。

2017年3月13日月曜日

スキー試乗記@20170312キロロ

3/12、キロロでの試乗会記録。

当日は快晴。カービング系の板には絶好の試乗会日和。試乗したのは以下の8本。
Volkl - PLATINUM CD SPEEDWALL 171cm
ATOMIC - REDSTER S9i 160cm
SALOMON - X-RACE SC 170cm
SALOMON - X-RACE SW 170cm
HART - Fusion F17 176cm
HART - Fusion F17 166cm
K2 - PINNACLE118 184cm
ARMADA - INVICTUS 99 TI 179cm

乗り手は技術も経験も浅々な未熟者なので、その辺はご容赦。

Volkl - PLATINUM CD SPEEDWALL 171cm
基礎系オールラウンドモデルらしい。履いた瞬間にわかる重量の軽さ!取り回しも楽。その分雪面に張り付く感じが少ない。曲がっても制動しても何か頼りない感じ。多分板が悪いのではなく、自分が期待している感じとは異なる性格のようだ。

ATOMIC - REDSTER S9i 160cm
DEMOモデル。小回りから中回りが得意なトップモデルらしい。先のVOLKLよりは安定感あり、その分やや重いが、まだまだ軽いと感じれる重量。自分にはオーバースペックな強さでなかなか大変だけど、エッジに乗って切っていくと小刻みにまわっていく。スラっぽくギュンギュン回るので、あっという間にヘトヘト。乗れる人が乗ると楽しいのでしょうなー。

SALOMON - X-RACE SC 170cm
GSの板。N2Aを、かっ飛ばしても怖くない。いい感じの曲がり具合と重さ。エッジの接地長も丁度よくかんじる。扱いやすく、曲がりすぎることも、曲がらなすぎる事もなく、丁度いい。◎。GS的なのり味がいいようだ

SALOMON - X-RACE SW 170cm
同じくSALOMONのGS板。先程より上級モデルのSW。重さも安定感もSCより一枚上手だけど、その分曲がらず落ちていく感じ。自分にはSCが丁度いい。

HART - Fusion F17 176cm
人生初モーグル板^^ 細い、軽い!今までにはない世界。ドキドキしながらN2Bのラインコブに入ってみる。きっと板がなんとかしてくれるのだろうと思って突入してみると、そんな事は無かった。当然のように自分の力量分しか滑れず、加えて板が柔らかいのでコブの上をスルスルと進んで行くので、直ぐに暴走->爆死、というループ。間違いなく乗り手側の問題である。

HART - Fusion F17 166cm
滑れなかったのは長さのせいにしたかったので短めの166cmでN2Bに再チャレンジ。結果は変わらず、コケまくり。板が細いせいかスライドさせて制動するのもうまく行かず。なんというか滑り方がわからない。間違いなく乗り手側の問題である。

K2 - PINNACLE118 184cm
シェイプはAutomatic117そっくり。Automatic117ををちょっとだけ太くし、キャンバーデザインをパウダー性能に寄せたような見た目。パウダー性能はAutomatic117より良さそうも、試す雪が無く真価問えず。語るべきではないけど整地性能はよろしくない。ノーズが長くベロンベロン感ハンパない。さらに幅とキャンバーデザインからエッジを噛ませて切る事がほとんどできなかった。Automatic117とTWOは整地も十分にこなせる板だというのがよくわかった。新雪でもう一度乗ってみたい。

ARMADA - INVICTUS 99 TI 179cm
ARMADAはパウダーのイメージが強かったけど、それだけではないのがよくわかった。ウェスト98でキャンバー長も長い。ノーズの返りも大きめで、パウダー板というよりオールラウンドフリースキーといった感じ。カービングも悪くなく、というか今日履いたなかで一番しっくりきた。まったりとゲレンデで一日過すならこの板がいい。

以上

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新雪無い時はカービング

前日からの降雪はないものの、快晴のもと絶好のカービング日和。前日に引き続きアルペン装備でカービングだ。N2A、N2Cとも絶好のカービングバーン。シーズン終盤ではあるもののアルペンボードはやっと6日目。やっといろいろと思い出してきた^^ 同じデジビデを持っているTリーダーがいたので撮影してもらった。

ピークの形は嫌いではないのだけど
 
ターン後半に板の回り込みに体が同調せず、ひねり気味になり
 
ターン開始の時に板を振り出す事につながる悪いループ
板の立ちが遅くなり、ターン前半から全体が長くなって間延びしてしまう。

シーズン後半でこの癖の事をやっと思い出した^^ これから降雪が減るに伴いアルペン率も上がりそうなので、ここ意識しなおそうっと。

Tリーダー撮影の動画。場所はN2C。
リーダー撮影上手。さすが子供を取りまくっているだけある。

そしてこの日の目的はスキーの試乗会。1時間程長峰で滑った後、ブーツを履き替えて試乗会へ。
このレポートは別のエントリーで。


2017年3月12日日曜日

2017-18シーズン券 早割販売 告知

今年は随分とはやい告知ですな。来シーズンのシーズン券、早割販売のアナウンス。

1718シーズン券パンフレットPDF
購入期限は5/7まで。

早割価格は今シーズンと変わらないようだ。
過去記事: キロロ1617シーズン券情報

5/8以降の値段がいくらになるのかな?


ONZEは春の気配

週の中頃には予想外に雪が降った地域もあったけど、アルペンボードに乗りたかったのでONZEに。家を出た時は大粒の雪がガン降りしてて、選択を誤ったかとおもったけど、ONZEに近づいた頃にはいい天気に。


久しぶりのアルペンボードは楽しかった。2時間ほどGS板で楽しむも、10時頃には足元もだいぶ緩々。ONZEは陽気も足元もだいぶ春の気配。そしてこの日はAOSDのイベントが開催されていた。ブーツから無料で借りられるアルペンボード体験会。
乗りやすそうな長さの板が並んでいた。

案外賑わっていた。
日曜日も開催されるようなので気になる方は是非。


2017年3月7日火曜日

Step4: 縦留め機構のRapid Fireとaccublade

ステップイン話しの続き
Step1: BurtonからStep Onの告知
Step2: 横留め機構のS.I.SとSWITCH
Step3: 2000年頃のステップイン諸々


Rapid Fire (以下RF)

そして縦留めステップインに手を出す。雪詰まりに強いという謳い文句で登場したSHIMANOのRapid Fire(以下RF)。実際強かった。

機構はつま先1点、踵の両脇に2点の3点留め。

最初の一本目では、あまりにもレスポンスが良すぎて転びそうになった。横留めのステップインは前後剛性が低く、遊びというかワンテンポ遅れる感じだったようだ。そんな事はつゆ知らず、いつもの感じでエッジを切り替えると、今までより強くエッジングがかかり、曲がりすぎて吹き飛ばされそうになった。縦留めはレスポンス良さは知識としては知っていたが、実際初めて乗った時は驚いた。板の剛性まで上がったような感覚で、カービングが劇的に楽しくなった。


装着に関しては、つま先の留め金がうまく入れば、ブーツ底に多少雪があろうと踵左右のノッチがブーツを捕まえてくれるので、「ステップインしない」という事はほとんどなく滑り出せてしまう。思い返してもやはりRFが雪詰まり性能が一番良かった。

ただしつま先の留め金をうまく引っ掛けるのにコツが必要。ここが入らずオタオタというは結構あった。また思い起こせばちょっと重かったかな。その前がSWITCHだったので気にならなかったけど、ABに乗り換えたときになんて軽いのだろうと思った。



RFを選んだのは雪詰まりに強いという所もあったけど、他に選択肢が少なかったというのも事実。ステップインはすでに下火で、カタログ雑誌を賑わせていたのが嘘のよう。

しばらくするとABがリリースされるも、RFはディスコン。さらに追い打ちをかけるようにShimano撤退のニュース。Yonexが引き継ぐという話も、そのうちステップインが手に入らなくなるのでは?という焦りが。という理由でaccubladeへ。


accublade (AB)
いまだ現行、現役の数少ないステップインシステム。
RFからの乗り換えだとレスポンスには大きな差異は感じなかったものの、本体は軽くスリムになったので持ち運びは楽に。加えてヒールカップの位置を無段階に前後できるので、設定が細かく行えて◯。ただし雪詰まりに関してはRFのほうが秀逸だった。

シンプルすぎるデザインも昨シーズンあたりからよくなった。

ABのメリットの一つは山装備としても周辺機器が整っていることかな。
ABシステムのスノーシュー
ベルトでいちいち留めなくてもステップイン操作で簡単装着。限定生産で¥55,000なり!Shimano時代はMSR向けのABプレートも販売されており、それだけ手に入れればスノーシューがABステップインに。ABプレートはいまでもオークションでは高値で取引されている。お高いのでオイラは自作。
金具部分だけを摘出して、アルミプレートに移植。
いまの所トラブルなし。

スプリットボードとの相性ばっちり。ハイバック前傾解除の仕組みがウォークモードの時に都合いい。
スプリットシステムも進化して、板とビンディングの付け外しが簡単にできるようになってきている。でも最大の手間はそこではなく、やはりブーツをビンディングに付ける所。ABだとスキーのようにカチャリと脱ぎ履きできるのでやはり楽だ。

VolleのSplitシステム用に加工してくれるShopも。
検索キーワードは「accublade LightRail」。
Volle標準のスライダートレックを使うよりも格段に軽く、そして剛性が上がり操作性がよくなる。レールがボルトオンされるのでワンセット専有してしまうけど、その価値がある逸品。

いずれにせよ初代モデルがリリースされたのが多分0506シーズン。長生きしている理由はいろいろあるにせよ10年以上も継続されている事はすばらしい。ビンディング周りがすべてAB関係で揃っちゃっている人は少なくないと思うので、これからも続けて欲しい。

そしてグダグダと昔話しを書き連ねたが、書きたいのは新しいStepOnはどうなんだろうという事。この辺は次回。

続く